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うまい!と言われるビジネスeメール入門
第4回 好感を持たれる言葉の遣い方

2005年07月11日再掲載
 相手の声が直接伝わらないメールでは、「言葉」のみで相手の意図を把握する必要があります。これは一見当たり前のことですが、実は一歩間違えるととんでもない誤解が生じる危険性もあるのです。今回は、メールだから注意したい言葉遣いやニュアンスなどについて解説しましょう。
言葉を選び、送信前には必ず見直しを

 電子メールは日常のコミュニケーションと違い、文字だけによる情報です。例えば「困ります」という言葉。直接、相手の声によって伝えられた場合なら、それが冗談っぽい「困ります」なのか、それとも怒りながら本気で言っている「困ります」なのかはすぐ判断がつきますが、メールだとそれがわかりません。時には、送り手が意図するニュアンスと受信者がくみ取るニュアンスが全く正反対になる危険性もあり、そしてそれがトラブルの原因になることも考えられます。特にビジネスでのメールは、言葉遣いに細心の注意を払うことが重要です。

 次に重要なことは「メールの読み直し」です。メールでも手紙でも、一度書いた文章を読み直すことは基本中の基本。しかしここにも、メールならではの落とし穴があるのです。
 手紙の場合、文章を書き終わったら“封筒に入れる→あて先を書く→切手を貼る→郵便を出す”といった、いくつかの工程を踏む必要があります。確かにそれはメールに比べて面倒な作業ですが、もしかしたらその段階で「あ、あの表現は誤解を生じるかな?」「あ、あれは間違いだった!」など、自分が書いた内容の不備を思い出すことがあるかもしれません。

 しかしメールの場合はどうでしょう。作成フォーマットに文章とアドレスとタイトルを書いたら、“送信ボタン”を1クリックするだけですぐ相手にメールが届きます。確かに手紙に比べたら便利ですが、送った後に「あっ!」と思っても、もう修正することは不可能です。

 大切ではあるけれど、急ぎではない用件のメールの場合、できればメール作成後1日送信せずに“寝かせる”のが理想。そしてその後にもう一度読み直し、問題がなければ送信するくらいの慎重さでちょうどいいくらいです。“送信”のボタンをクリックするのは非常にたやすいことですが、そのたやすさゆえメールを送信する場合には気をつけるようにしましょう。

メールは“形式にとらわれない丁寧な言葉”で

 ビジネスでの言葉遣いは敬語が当たり前ですが、あまりに形式的な礼儀正しさが目立つ文章というのも、よそよそしい印象になる場合もあります。初対面の場合はそれでもいいと思いますが、多少なりとも交流がある相手であれば、そんなに形式でガチガチになる必要はありません。例えば、

謹啓 時下益々ご清栄の事とお慶び申し上げます。
平素は、ご愛顧賜り有難う御座います

 これは手紙であればめずらしくない書き出しですが、メールの場合そこまで形式的な挨拶は必要ありません。例えば交流のある相手に送る場合など、かえって心がこもっていない印象を受ける可能性もあります。

ご無沙汰しております。○○です。
昨年夏にお会いして以来になりますが、
お元気でいらっしゃいますか?
 形式的ではなく、かといって失礼にもあたらないメールの場合はきちんとした丁寧な言葉であれば、このくらいのフランクさがあっても平気でしょう。

 しかし、気をつけなければならないのは、自分にとって「部下」や「同僚」など、普段直接話す分には丁寧な言葉を遣わなくてもいい相手の場合です。
 先ほど述べたように、メールの場合は相手に伝わるのは言葉だけで、微妙なニュアンスまで伝えることはできません。ですから、いくら普段親しいからといって丁寧な言葉を遣わずに気を抜いていると、思わぬ誤解が生じる場合も考えられます。メールの場合は目上であっても目下であっても“形式的にならない丁寧な言葉”を心がけましょう。
 言葉を丁寧にすることにより、直接的で誤解の生じやすいメールを和らげることが可能になるので、その余計なトラブルを生む原因になりにくくなるのです。
 そのまま使える!サンプルメール ― その4 仕事依頼のメール ―
<例文>
株式会社◆◆営業部 山田太郎様

突然のメールにて失礼いたします。
私、インターネット××株式会社制作部の鈴木と申します。

弊社では、●●社の新システム「◇◇◇」の
情報ホームページを運営しておりますが、次回(○月○日)
更新予定のサイト内において、ぜひコラムを執筆いただけ
ないかと思い、ご連絡を差し上げた次第です。

文字数は800字程度、締め切りは×月末を考えております。

一度お目にかかって詳細をご説明させていただければと
思っています。ご検討いただければ幸いです。

なお●●社「◇◇◇」は現在業界内で大変注目を集める
システムで、サイトのアクセス数も大変好調です。
詳しくは添付した資料および弊社のホームページ、ならびに
●●社「◇◇◇」のホームページをご参照ください。

○○株式会社HP
http://www.xxx.co.jp
●●社「◇◇◇」HP
http://www.xxx.co.jp

よろしくお願い申し上げます。

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 鈴木次郎
 Suzuki.jiro@xx.co.jp
 インターネット××株式会社 制作部 
 TEL:03-0000-0000 FAX:03-0000-0000
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