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うまい!と言われるビジネスeメール入門
第3回 説得力を増す文章の構成法

2005年07月04日再掲載
 相手に素早く用件を伝えることが求められるビジネスメールにおいて、重要なのは“簡潔・的確”な文章にすること。まず書かなくてはいけないのは、時候の挨拶よりも「結論」です。そしてさらにそこからどうやって相手に説得力を持たせるか、今回はそのコツを説明します。
書き出しは簡単な挨拶から結論へ

 まず書き出しですが、簡潔さが求められるビジネスメールでは「拝啓」「敬具」のような頭語や結語、「時下益々……」といった決まり文句の挨拶は省略するのが普通です。「いつもお世話になっております」「ごぶさたしております」など、簡単なあいさつで十分です。
 そしてあいさつに続いて「××株式会社の鈴木です」など簡単に名前を名乗ります。初めてメールをやり取りする相手の場合は「初めまして。××株式会社の鈴木と申します」という感じで書くとよいでしょう。

 次にこのメールで一番伝えるべき用件を書きます。メールでは起承転結の「結」を最初に持ってくるのが基本です。最後まで読まないとわからないようなメールは、ビジネスeメールとしては不適切なのです。なるべく短時間で内容が伝わるように配慮しましょう。

 しかし、いくら簡潔にすることが重要だからといっても、相手に肝心の結論が伝わらなければ意味がありません。例えば、商談の結論に関する催促メールを受け取った場合など、つい「先日の件は、現在検討中です。近日中にお返事さしあげます」などという返事を出してしまいがちですが、これではいけません。相手はいつまでたっても宙ぶらりんな状態に置かれてしまいます。
 大切なのは「その商談の現在の状態」と、こちらが「その商談について」「誰が」「いつ」「どうする」ということをきちんと伝えることです。次のようにすればよいでしょう。

先日の商談の件は、現在担当者が該当部署の責任者と検討
しております。

○日までにはお返事を差し上げますので、お待たせして申し訳
ありませんが、もう少々お待ちください。

 また、問い合わせが多岐に渡る場合などには、「>」などの引用符をつけて該当箇所を元のメールから引用し、それぞれについて返答すると内容が的確に伝わります。

必要な場合は理由も書く

 メールの内容が日程調整、業務連絡など「結論」だけでも通じるようなものであれば、そのほかにわざわざ用件を書く必要はありません。しかし、商談を断る場合のように、ただ結論を伝えるだけでは失礼にあたったり、誤解が生じるような場合もあります。そのような時には、その結論に至った「理由」を必ず書くようにしましょう。

 これは特別なことではありません。例えば、電話で同じ内容を伝えようとしたら「なぜこの商談は受けられないか」その理由をきちんと相手に説明するはずです。それと同じことをメールでもするだけです。
 ただし、これもなるべく短い文章で簡潔に伝えることが大切です。あまりダラダラとしていては、かえって回りくどくなるだけです。失礼にならず、誤解もさせず、しかもきちんと相手が理解できるものにしましょう。

 さて、ここまでで一応相手に伝えるべき内容は書いてあるはずです。しかし、「○○の結論はこうなりました。その理由は××だからです。以上」。これでは、ちょっと味気ないと思いませんか?
 そこで、メールの最後には、相手とのコミュニケーションを深められるような一言を付け加えておくとよいでしょう。例えば、先ほどの商談を断る理由が提示価格にあるのだとすれば、

今回はこのような結論にいたりましたが、ご提示された価格
について新たにご提案いただけるようであれば、前向きに
検討させていただきます。

などと書いておくだけで、メールを受け取る側の印象は違ってくるはずです。
 メールの文章は、とかく冷たい印象を与えがちです。どのような場合であれ、相手がメールの内容を理解でき、不快な思いをしないように気をつけましょう。

 そのまま使える!サンプルメール ―その3 お詫びのメール ―
<例文>
株式会社◆◆営業部 山田太郎様

お世話になっております。
インターネット××株式会社制作部の鈴木です。

この度は、×月×日にご注文いただいた商品□□につきまして、
納期遅延になりましたこと、まことに申し訳ございません。
遅くなりましたが、本日お詫びかたがた、
ご注文の品をお届けいたします。

あわせて、遅延に関しまして貴社へのご報告が遅れましたこと、
ならびに弊社の不手際で貴社に大変ご迷惑を
おかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

今後このようなことがないよう、充分に留意いたしますので、
なにとぞご容赦いただきたく、お願い申し上げます。

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 鈴木次郎
 Suzuki.jiro@xx.co.jp
 インターネット××株式会社 制作部 
 TEL:03-0000-0000 FAX:03-0000-0000
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