買うほうは、クレジットカードやデビットカードなど便利な決済法があるので、オンライン上でも支障なく実行できる。けれどもインターネットがもたらした最大のメリットは、わたしたち個人が買い手であるばかりでなく売り手にもなれる、ということだろう。これまでは商売を始めるとなると、店を構えるか、カタログを大量に印刷して駅前で配る、などという重労働が必要だった。ところがインターネットにサイトを開けば、店を一軒持つのと同じ効果が得られる。
立場の逆転
こうして、わたしも、オンライン・ショッパーからオンライン・セラーへと立場を移しつつあるのだが、売り手になると即座に問題になるのが、代金の回収法だ。品物を売ったはよいが、代金の回収は思うにまかせない、という不満もよく耳にする。店を持っているわけでもない個人には、クレジットカードでの支払いを受けられない。
ところが、アメリカではここ数年のあいだに、オンライン決済が飛躍的に簡単になった。一個人でも相手のクレジットカードから代金を引き落とせるようになった。そのカラクリは、仲介会社がいちど間(あいだ)にはいり、買い手側のクレジットカードから代金を引き落として、それをこんどは売り手のわたしの口座に入金してくれるのだ。手数料は取られるが、これで面倒だった海外でのオンライン売買も即座にクレジットカードで実行できるようになった。もう、個人輸入などということは、ふつうのできごとになった。
オンライン・ショッピング
四年ほど前は、国際郵便為替を組んで、いちいち相手に送ったり、送ってもらったりしていたが、これは大変な手間だった。日本国内のオンライン・ショッピングも、今後急速に便利な決済法が導入されるにちがいない。だれもが売り手になれる日も、きっと、近い。