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SOHOで成功する秘訣が満載!
SOHO事始め 第3回 「法人」と「個人」の選び方
2003年07月07日
「会社」は信用される?
 いざSOHOで仕事を始めようと思った時、会社にしたほうがいいのか、それとも個人で営業したほうがいいのか、迷ってしまうことがよくあります。法人格(いわゆる株式会社とか有限会社のこと)を得たほうがいいのか、それとも自営業(いわゆる個人営業)がいいのか、一概にどちらがいいとは言えませんが、SOHOの場合、生産設備を用意したり店舗を構えたりという初期投資が少ないですから、まずは個人営業で出発したほうがよいと思います。

 よくあるケースが、株式会社のほうがなんとなく信用が得られそうだから、と安易に会社を設立してしまうタイプです。商売の信用というものは株式会社だから得られるのではなく、まずあなた個人についてくるものだ、ということをご理解いただきたいと思います。株式会社だから信用を得られるだろうと思って会社を設立した方に限って、信用をコツコツと積み上げていく努力を怠り失敗してしまうケースが多いようです。

 また貯めた預金があるからそれで株式会社を作ってしまえ、という見栄っ張りなタイプの方も、実はなかなかうまくいきません。お金があればなんでもできる、と勘違いをしているからです。このようなタイプの方は、赤字を垂れ流して資本金を食いつぶし、いずれ破綻するパターンが多いようです。株式会社のほうが世間体がいいという、妙な見栄も商売では邪魔になることがあるのです。

コツコツ始めるのが成功の秘訣
 SOHOで商売を始める方は、できれば個人事業でコツコツ始めて利益を出し、お金を貯めてから会社設立をしたほうが、苦労はしますが後々の経営がうまくいくようです。苦労した分、お金の使い方がシビアになるのだと思います。
 そうは言っても、大きな会社や官庁とお付き合いとなると法人でないとダメという場合もあります。融資を受ける時も、法人のほうが有利というケースもあります。そのような時になったら、法人化を検討するということでいいのではないでしょうか。

 ちなみに、平成15年から会社設立の法律が大きく変わりました。5年以内に増資しなければいけないという制約はありますが、1円でも会社が作れるようになりました。なお、会社を設立するには、(1)定款の作成、(2)公証人役場での定款認証、(3)金融機関へ資本金の払い込み、(4)登記書類の作成、(5)登記申請という手順を踏みます。司法書士でもやってくれますが、自分で手続きすれば、手間はかかりますが費用も少なくてすみます。やってみる価値はあると思います。

 やはり個人でやるか会社にするか迷うところですが、結論としては「まずは元手を作る」という商売の原則に則り、コツコツ始めることこそ、成功への近道ではないでしょうか。

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二条 彪 (にじょう たけし)
・アルファルファーコンサルティング代表
・中小企業診断士、産業カウンセラー

・主な実績
16年にわたる婦人服専門店チェーンの経営およびアパレルメーカーの起業経験をベースに、小売流通業・製造業全般にわたる幅広いコンサルティング活動・執筆活動を展開中。主な著書に『社長の勘違い25の落とし穴』(論争社)、『二代目経営の掟』(ダイヤモンド社)など。

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