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ホームページ ラクラク更新術 第3回 販促企画を考えよう

2005年07月11日再掲載
 今回からは、具体的な企画の立て方と、それに基づく更新方法を考えてみましょう。企業であれば企画書を作成して、関係者と情報を共有して進めていきます。自分のお店なのでその必要はありませんが、目的をはっきりさせるために、自分向けの簡単な企画書作りから始めてみましょう。

目的をはっきりさせる

 まず、その更新で何をしたいのかをはっきりさせましょう。
 最終目的は「売上げを上げること」です。そのための方法は単純で、下記の3つの方法しかありません。
    【売上げupの具体策】
(1) 今より多くの人に来てもらい、多くの人に買ってもらう(客数のup)
(2) いつものお客さまにたくさん買ってもらう(客単価のup)
(3) いつもの商品を、もっと高く売る(商品単価のup)
 (1)は、1日1,000人のお客さまが来て10人の方が買ってくださるのであれば、1,200人来たら12人のお客さまが買ってくださる計算になります。サイトを更新するということも、当然お客さまが来店するきっかけになります。この目的であれば、メールで更新をお知らせして、見に来るだけの価値がある得な情報、おもしろい読み物などが必要になります。また、いつもいらっしゃるお客さま以外の方を、検索サイトやバナー広告などで誘引することも必要です。
 (2)は、いつもひとりのお客さまがひとつの商品を買っていくところを、ひとりの方にたくさん買っていただく方法です。たとえば、関連商品を紹介したり、その季節におすすめしたい商品を紹介して“ついで買い”をしていただく、などの方法です。セット販売なども有効です。
 (3)は、あえて説明するまでもありませんが、一般的にはお客さまは逃げてしまいますね。
 まずは、目的が(1)なのか(2)なのか、あるいは両方なのか、考えてみてください。1つの企画の中に両方を混ぜてしまうと、趣旨が曖昧になりがちです。2つのコンテンツを更新するのなら、(1)と(2)を1つずつ入れてみるなどのバランスを考えましょう。

必要事項をまとめる

 では、サンプルの企画シートに沿ってまとめてみましょう。選択する部分はどちらかを選び、(例)の部分は自分で埋めてみてください。
A. 目的
 まずは2つのうち、どちらかを選択してください。例として、「いつものお客さまにたくさん購入してもらう」を選択します。
B. 達成目標
 現在のあなたのお店で、1ヵ月あたりの購入者数を訪問者数で割って、購入率を計算してみてください。現在の数字に対して、更新後、どれだけ数字が伸びたかを確認することで、その更新に効果があったかどうかが測定できます。実施、評価、改善。このサイクルは、更新を続けていく上で、大切な情報であると同時に、大きな励みになります。ここは、初めは手探りでも構わないので、具体的な数字を設定しましょう。
C. 実現方法
 大別すると、パターンとしては3つ程度です。具体的な利益の提供を今回ははずし、2つのうちのどちらかから選択してください。
D. 具体案
 どんなコンテンツを作るのか、その具体案です。例のように、何を、どんな風に紹介するのか、その概要を考えます。
E. ポイント
 そのコンテンツの有効なポイントがどこか、一言でまとめてみてください。それが一言で言えないようだと、あまり効果が期待できないと考えてください。
【サンプル:企画シート】
A.目的
(どちらか選択)
・今より多くの人が来て、多くの人に買ってもらう(客数のup)
・いつものお客さまにたくさん買ってもらう(客単価のup)
B.達成方法
(数字の目標を決める)
(例)10%の人に2個以上購入購入していただく
C.実現方法
(どちらか選択)
・関連商品を紹介する
・商品への新たな発見を提供する(使い方の提案など)
・具体的メリットを提供する(セット割引など)
D.具体案 (例)定番商品になっている籐のかごを、サイズ別に、小物入れ、化粧品入れ、CD入れ、マガジンラックなど、具体的な使い方の例を、写真つきで紹介する。
E.ポイント (例)籐のかごで統一したインテリアの写真を見せることで、2個目、3個目を欲しいと思ってもらう。
 このように、まずは書いてみることで、目的と手段が簡潔にまとめられます。これからコンテンツを作っていくうちに、それが良いのか、悪いのか、必ず判断に迷うことが出てきます。そうした際には、常にこのシートに戻って判断するようにしてください。

 次回からは、具体的な企画例とその表現例をご紹介していきます。
中浜正己 (なかはま まさみ)
・Webディレクター/エディター/ライター
・デジタルハリウッド大学院客員教授

コピーライター、PR誌編集者を経てWebディレクターに。大手から中小まで、さまざまなサイトの企画・開発・制作・運用に携わる。運用・更新をふまえたサイト設計を前提に、運用体制の構築から、各種コンテンツ編集・原稿制作までを一貫して担当する。

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