天井近くまである大きなモノから手のひらサイズの小品まで、この20年間、本当にいろいろな作品を作りつづけてきました。素材も粘土から紙、金属、木やコルクと、次々に新しいモノに挑戦しつづけています。同じネコというテーマにしても、素材が変わればイメージの膨らませ方も、道具や工程、技法もガラッと変わります。その都度、壁にぶつかってはまた超えていく。その面白さが、僕にとってエネルギーの一つになっていると思います。
大のネコ好き。飼ってきたネコたちや近所のネコをモデルに100匹のネコづくりに挑戦中。最もそのネコらしいポーズにこだわっている。
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どんなに気にいった作品でも、Aという仕事用につくった作品をBという仕事に使うことはまずありません。一期一会のようなものです。でも、数年前から手がけ始めたレンタル用の作品は、汎用性が前提となります。テーマからイメージを膨らませ、また絞り抜いていく通常の仕事とは、使う脳の回路もやや違うみたいです。個性を強く打ち出したとんがった作品をつくるより、ある意味難しいかもしれませんね。いろいろ場面で使われ、いろんな人に見えもらえるのは嬉しいけれど、それでも自分の感性に合わないテーマはダメ。チャレンジしたこともあるのですが、身体が拒否反応を起こし、気持ち悪くなってしまいました(笑)
仕事も生活も、普段はマイペースののんびり屋ですが、締め切りが近づくと一遍してしまいます。大きな作品で一週間、小さなものでは3日前から仕事場にこもりきり。お腹が空くとその辺にある袋詰めの菓子を食べてごまかすという、はなはだ不健康な生活になります。仕事場からクルマで10分のところに運送業者の事務所があるので、その日の最終便が出発する15分前まで最後の仕上げに没頭してしまうのです。凝り性の上に、追い詰められと余計エネルギーが湧くタイプ。われながら困ったものだと思うこともあります。