ファイナンシャルプランナー(FP)というのは、お金に関するあらゆるマネジメントを提案するのが仕事です。私は現在、書籍や雑誌記事などの執筆をメインとして、その他にセミナーや相談なども行っています。もともと金融関係の仕事がしたくて、大学を卒業後、銀行や税理士事務所に勤め、その後、独立系のFP事務所で働き始めました。この事務所では、最初は総務を手伝っていたのですが、そのうち雑誌や単行本の記事を書いたり、監修したり、また相談の仕事もするようになりました。
「相談風景」利用者からの相談に応えるのも、大切な業務のひとつ
|
私は以前、エジプトに何年間か住んでいたことがあり、その滞在記を日本の新聞に連載していたのですが、それを知ったFP事務所の方から、ぜひ文章を書く仕事を手伝ってくれと言われたのがFPとして働き始めたきっかけです。夫や子を持つ主婦であり、生活感覚がわかるというのも、プラスに働きました。
ところで、FPというのは、必ず資格がなければできない仕事ではなくて、「自分はファイナンシャルプランナーです」と名乗ってしまえば仕事をすることもできます。しかし、保険や貯蓄、ローンなども含めて、お金に関するあらゆることを知らなければ、よい提案ができません。そこで、1998年にAFP、2000年にCFPの資格を取りました。
FP事務所での仕事は、楽しくて勉強になったのですが、上の娘が中学生になったのを機に、独立することにしました。理由はいろいろありますが、思春期を迎える娘たちと一緒にいる時間を増やしたいと感じていたので、思い切って、自宅を事務所にして独立したというわけです。ただし、相談や打ち合わせは自宅ではできないので、別にSOHO向けのブースを借りています(写真はそのブースでのもの)。
最初はどうなることやら心配だったのですが、小さな会社で働いていた経験が生かされました。そこでは総務的な仕事もすべてこなしていたので、事務所運営で戸惑うことはありませんでしたね。そしてありがたいことに、それまでお世話になってきた方々が助けてくれて、仕事のほうも、何とか軌道に乗るようになりました。そのときは、独立までのあらゆる経験や人とのお付き合いがいかに大切かが、骨身にしみてわかりました。