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SOHO人紹介第11回 移動花屋とホームページでがんばってます!
小松り加さん(左)と河原厚志さん(右)。移動式のフラワーショップ「四季旅人(しきたびと)」を運営。リアルな店舗とネットショップの両立で忙しい毎日を送っている。
小松り加さん(左)と河原厚志さん(右)
2004年03月01日
自分たちから外に出て行きたい、だから「移動式花屋」
生花のアレンジメントなども販売

生花のアレンジメントなども販売

 花屋を始めたきっかけは、子供の頃の体験からだと思います。母親は花がとても好きだったので、庭でいろいろな花を育てていました。花が咲くと朝それを切って「はい、教室に飾ってあげて」と学校に行く僕に渡すんです。
 その頃は、とても恥ずかしくて嫌だったのですが、先生やまわりの級友がとても喜んでくれるんですよ。“ああ、花ってこんなに人を和ませるんだなあ”と子供心に思ったことが、今に繋がっているのだと思います。
 移動式の花屋を始めて1年4ヶ月ほどになります。もちろん「移動式」ということには経済的な理由もあるのですが、お店を構えると、どうしてもお客さまが来てくれるのを待っているという受け身にならざるを得ませんよね。
 でも、僕たちは自ら外に出て、お客さまが実際に生活している場所まで行き、ふらっと立ち寄ってくれたお客さまといろいろな話をしながら、その方に合った花の楽しみ方を提案していきたいと思い、移動式の花屋を選びました。

車で花屋向きの場所を探して回りました
店を開いている時も注文メールの確認は怠らない

店を開いている時も注文メールの確認は怠らない

 最初は正直言って、本当に大丈夫なのか、店を出せるのかと心配でした。いくら「移動花屋」といっても、場所がなければさすがに開店できません。車を置けて、花を並べられて、お客さまに花をみていただけるスペースがあって……となると、やはりある程度の広さが必要になります。だから、駐車場があり花屋に向いていそうな場所を車で探しては、お願いに行きました。
 その結果、オーケーしてくれたのは、ケーキ屋さん、床屋さん、居酒屋さんでした。自分たちも店を一生懸命やっている経営者だから、君たちを応援したいと言って快く店先を貸してくれたんです。本当に優しくて心の暖かい方々に支えられて、なんとかお店を開くことができました。いつかこの皆さんに恩返しができるように、がんばっていきたいと思っています。
 どうにかお店を開くことは開いたのですが、最初はまったく見向きもされませんでした。人が通るたびに「おはようございます」とか「こんにちは」と声をかけるのですが、何かうさん臭く見られてたようです。めげずに何度も同じ場所で同じ時間に毎週出店し、挨拶をし続けていたら、1ヵ月くらいしてからでしょうか、足を止めてくれるお客さまが増えてきました。とにかく、まずは継続することが大事なんだなとつくづく思いました。

アフターフォローのために資格も取得
手作りの看板はおしゃれな雰囲気

手作りの看板はおしゃれな雰囲気

 「四季旅人(しきたびと)」という店の名前ですが、「四季」はお客さまに花を通じて四季を感じてもらいたいということからつけました。花は種類によって咲く時期が違います。それを見て、触れて、嗅いで、五感を通じて楽しんでもらいたいです。もっとも、一日中外にいる僕たちが、いちばん四季を感じているかもしれませんね。夏は暑いし、冬の寒さはこたえます。生まれて初めて“しもやけ”になりましたから(笑)。
 「旅人」の方は文字通り自分たちが移動式店舗ですから、旅人のように、いつも新鮮な気持ちでお客さまと接していたいという思いからつけました。
 品数はまだまだ少ないですが、品質には絶対の自信があります。市場に良い物がなければ仕入れません。花は生き物ですから、少しでもきれいに長く育ってくれる花を選びます。100本見た中から10本セレクトできれば、いい方ですね。花を選んでいるときは、いつでも真剣勝負ですが、時の経つのを忘れてしまうくらい本当に楽しいんですよ。
 あと、お客さまへのアフターフォローもできるようにグリーンアドバイザーという資格もとって、育て方をきちんと説明するようにしています。

ホームページで「信頼されるお店」を目指します
観葉植物や鉢植えの花など商品は豊富

観葉植物や鉢植えの花など商品は豊富

 ホームページを作ったのは、移動式の店を開店してから1年ほど経ってからです。普通はホームページを開いて軌道に乗ってから店を開くのでしょうが、僕たちはあくまでも花を通じていろいろな人とコミュニケーションがしたかったので、ホームページが後になりました。
 ホームページを作った理由ですが、僕たちは移動式で、お客さまにしてみればいつどこにいるのかわからないから、なかなか信頼してもらえないんです。インターネット上でもいいから、お客さまがアクセスすればいつでもそこにいるという場所があって、さらに「いつどこに出店 していますよ」というインフォメーションをできれば、少しは信頼してもらえるかなと思ったんです。
 あともう一つ、店のスペースは小さいですから、それほど花を置くことはできません。でもホームページだったら、たくさんの種類の花やブーケ、それに雑貨なども好きなだけ置くことができますからね。
 ホームページ作りは、そういったことに詳しい友人に協力をお願いしました。もちろん友達価格です(笑)。最初は、他の花屋さんのホームページよりも絶対に凝ったものを作るんだと意気込んでいたのですが、その友達から“とにかく見やすくてシンプルなものにしなさい”と言われて渋々応じました。でも、これが大正解。見ていただいた皆さんから大好評なんです。やはり持つべきものは良き友達ですね(笑)。昨年あたりから地元の公民館を借りてハーブ教室なども開いているので、そんな情報や植物の育て方などもホームページに載せて、充実させていきたいと思っています。
 ホームページという、バーチャルながらも自分たちの拠点となる店を持ったことで、お客さまからの信頼を得るということはもちろん、僕ら自身、俄然やる気が湧いてきたような気がします。
 これからもホームページと移動式店舗の二本立てで、花を通じてお客さまに四季と幸せをお届けしていきます。そして、その場が笑顔であふれてくれれば、もう花屋冥利に尽きます。

サイト名 移動式フラワーショップ
四季旅人(しきたびと)
四季旅人(しきたびと)
URL http://www3.ocn.ne.jp/~tabito88/
誕生日や母の日などの各種記念日にフラワーギフトはいかがですか?ご希望に合わせ、心を込めてお作りします。
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