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中島真由美さん SOHO人紹介 第4回 無理をしないで続けていれば、必ず仕事はついてきます
中島真由美さん。テープ起こしのSOHO「office Nt.」
SOHOでテープ起こしを始めて4年目のベテラン。協力スタッフとともに、意欲的に仕事をこなしている。
2003年08月04日
一枚の新聞のチラシが、私のSOHOのきっかけに
作業時にはヘッドフォンは欠かせない。
作業時にはヘッドフォンは欠かせない。

 まだ子供が小さかった頃“何か自宅でできる仕事はないかなあ”と思っていたところに、ふと新聞のチラシが目にとまりました。それがテープ起こしを始めたきっかけです。それはテープ起こしの通信講座のチラシだったのですが、すぐに申し込み、家事と育児の合間を見て勉強を続けました。もともと学生時代にキーボードのブラインドタッチはマスターしていたので、約6ヶ月で修了しました。
 その講座では修了試験に受かると登録が可能で、仕事を回してもらえるシステムがありました。私の場合、何とか講座は修了したものの時間がなく、勉強不足だったため修了試験に落ちてしまいました。
 悔しかったですねえ(笑)。受講料も結構な金額でしたから、何とか元手だけでも取り返さなくてはと思い、無謀にもテープ起こしの仕事を始めることにしました。最初は自分で探したテープ起こしの会社に登録し、少しずつお仕事をいただきながら勉強も兼ねてやっていました。

 負け惜しみじゃないですが、試験に落ちたことで“自分ですべてを一からやらなくちゃ”と吹っ切れたことが良かったと思っています。試験に受かると安心してしまい、それ以上学ばない人が多いと聞きます。しかし、私の場合は一回一回が勝負ですから、それはとても真剣です。“習うより慣れろ”といいますが、まさにその通りだと思います。最初から実践で鍛えられたからこそ、今でも仕事を続けていけるのだと思います。

ホームページでの宣伝は非常に効果的でした
最近ではテープから音声データに変換してから作業を行なうことも。
最近ではテープから音声データに変換してから作業を行なうことも。
「トランスクレイバー」というテープ起こし用の機器。フットペダルでテープレコーダーを操作する。
「トランスクレイバー」というテープ起こし用の機器。フットペダルでテープレコーダーを操作する。

 少しずつ仕事に対する自信が出てきて、今度は自分で直接仕事をいただく方法を考えるようになりました。子供がいるため、実際に会社を訪ねて回る営業はできません。そこで、仕事を出してくれそうな出版社や会社の住所を調べてダイレクトメールを出したのですが、全く効果はありませんでした。
 次に考えたのがホームページで宣伝することです。今でこそテープ起こしの方のホームページもたくさんありますが、4年ほど前はまだ10件ほどでした。また、当時からホームページ作成ソフトはありましたが“どうせやるなら勉強のつもりで”と、すべて自分でタグを書いて作りました。もちろん全くの素人でしたから本を片手に勉強しました。今は時間がもったいないので作成ソフトを使っていますが、基本的なタグを勉強したことで他のホームページのソースが読めたり、作成ソフトではできないことでも自分でタグを書いて実現することができるようになりましたね。
 最初のホームページは、まだ自分に自信がなかったので“テープ起こしを始めたばかりですが、よろしかったら仕事をください”というような作りでした。しかし、知り合いの編集者に“仕事を頼む方はあなたに経験があろうとなかろうと関係ない。要は相手の要求通りに仕事をすればいいのだから、そんなホームページでは仕事は来ないよ”と指摘されました。それでハッと気づき、今度は相手の立場で考えてカッチリとしたものをすぐに作り直しました。新しいホームページに変えて1ヵ月ほどしたら仕事依頼のメールをいただいたんです。嬉しかったですね。それからはトントン拍子にお仕事の量も増えて、今では関東を中心に全国各地からお仕事をいただいています。

自分の強みを特化すれば、仕事の幅も広がります
クライアントとのやり取りを整理したファイル。仕事の増加にともなってファイルの厚みも増してきた。
クライアントとのやり取りを整理したファイル。仕事の増加にともなってファイルの厚みも増してきた。

 私の仕事の方針はやはりお客さま第一。お客の立場になっていかに満足していただけるかを考えて仕事をしています。現在では自分以外の方とも協力して仕事をすすめていくスタッフ制にしているのですが、最後に私がすべてチェックしてから納品しています。この辺がリピーターが多く、4年間続けられた理由ではないでしょうか。  SOHOは必ずしも計画通りにはいきません。家事や育児をしながらだったらなおさらです。一番大事なのは、無理をしないでとにかく持続することです。そうすれば、時間はかかるかも知れませんが仕事はついてくると思います。
 あと、常にいろいろな事(政治から社会のことまで)に興味を持つことが大切だと思います。テープ起こしの場合、いろいろな内容の仕事依頼があるので、日頃の好奇心が実際の仕事でもとても役立つのです。
 SOHOは相手の顔を直接見て仕事をすることはほとんどありません。だからこそ、相手の立場になり、常に自分を客観的に見ることが大切です。そうすることで直すべき点と自分の強みが同時に見えてきます。その強みを生かして特化することで仕事の幅も広がり、お客さまに喜んでいただけます。
 4年間仕事を続けたことでやりたいことがたくさん見えてきました。これからも自分のペースで無理をせず、SOHOのメリットを十分に生かして仕事を続けていくつもりです。

サイト名 テープ起こしのSOHO「office Nt.」 office Nt.
テープ起こしのベテラン、中島さんのサイト。サービス内容から業務フロー、依頼方法まで詳しく紹介されています。
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