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これならわかる!ネットワークとセキュリティ対策第1回 そもそもネットワークって何?
2004年02月16日
ネットワークの分類
 コンピュータどうしが接続され、通信できる状態にある場合、そのつながりを「ネットワーク」と呼びます。私たちが何気なく使っているパソコンも、ネットワークを構成する1台のコンピュータとして稼働していることがほとんどです。
 ネットワークはいくつかの種類に分類できますので、まずはそれぞれについて理解しておきましょう。
【物理的範囲による分類】
 ネットワークは物理的な範囲によって「LAN」と「WAN」に分類できます。
(1)LAN
 Local Area Networkの略で「ラン」と読みます。同じフロアや建物内など、限られた範囲で構成されたネットワークを指します。オフィスや家庭内で複数のコンピュータをつなぐと、それがLANというネットワークになるということです。LANにつながったコンピュータは、お互いにデータを送受信できます。
(2)WAN
 Wide Area Networkの略で「ワン」と読みます。LANと比較して、より広い範囲のネットワークを指します。LANどうしをつないだネットワークがWANに該当しますが、LANが接続するほかのネットワークすべてをWANと呼ぶこともあります。具体的に例えると、ある会社で営業部のLANと宣伝部のLANとをつないだものがWANとなる、というイメージです。WANにつながったコンピュータも、お互いにデータを送受信できます。
【接続技術による分類】
 ネットワークを接続する技術で分類すると、「インターネット」「イントラネット」「エクストラネット」に分類できます。
(1)インターネット
 世界中のコンピュータをつないでいるネットワークです。コンピュータどうしをつないで通信する場合、いくつかのルールが必要になります。このルールには、データをやりとりする手順を決める「TCP/IP」や、目的のコンピュータを簡単にみつけるための「DNS」などといった世界標準的な技術や規格があり、そのルールに従ってコンピュータをつなぐことで、あるネットワークにつながったコンピュータと別のネットワークにつながったコンピュータどうしで通信できます。私たちは、このインターネットを通じてホームページを見たり、電子メールを送受信したりしています。
(2)イントラネット
 インターネットに用いられている技術を応用して、特定範囲のコンピュータをつないで構築するネットワークです。企業内のLANなど、限定されたユーザーしか使用できないネットワークとして構築されていることが多いです。所属する社員しか利用できない「社員限定ホームページ」や「社内電子メール」といったものがイントラネットで実現できます。
(3)エクストラネット
 イントラネットと同様に、インターネットの技術を用いて、複数のネットワークを限られた範囲内でつないだネットワークです。複数のイントラネットが相互につながり、拡大したものと考えてもいいでしょう。たとえば、ある企業の本社のイントラネットと、仙台営業所のイントラネットをつないだネットワークをエクストラネットとイメージできます。
ネットワークの分類とセキュリティ
ネットワークを分類すると上記のような関係になります。それぞれのセキュリティは、イントラネット > エクストラネット > インターネット の順に弱くなります。
ネットワークにおけるセキュリティの強弱
 ネットワークは、その種類によって安全性、つまり「セキュリティ」に差があります。世界中のネットワークとコンピュータが接続しあうインターネットは、基本的には安全を見張る「管理者」がいないネットワークです。インターネットを利用しているのは、私たちのような普通のユーザーがほとんどですが、見張りのいないことをいいことに、ネットワークを通じていたずらや犯罪行為を行う「クラッカー」と呼ばれる悪意のあるユーザーも少なくありません。クラッカーは、伝染病のようにコンピュータに次々と感染してその内部を破壊していくプログラム「コンピュータウイルス」を送り込んだり、他人のコンピュータに無断で侵入してデータを盗む「ハッキング」という行為などを行うことがあります。
 このような様々な危険や脅威が潜んでいるため、インターネットのセキュリティは低いということが言えます。もちろん、しっかりとした対策を取れば安全に利用できるので、あまり不安に思う必要もありませんが、無防備で利用するのは避けるべきでしょう。

  イントラネットは、接続するコンピュータと利用するユーザーが限定されていて、ネットワーク管理者もいるため、もっともセキュリティが高いといえます。そのイントラネットを相互につないだエクストラネットは、離れたネットワークをつなぐ際にインターネットを経由することがありますので、イントラネットよりはセキュリティが低くなります。
 最近はインターネットを利用してホームページを見たり、電子メールを送受信したりすることが多くなっています。そのため、インターネットを利用する際のセキュリティにはもっとも注意する必要があります。
 次回から、インターネットの仕組みとセキュリティについて、より具体的に解説していきましょう。

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