「これにより、2次元バーコードよりはるかに大きいデータを表現でき、情報も1平方センチメートルに1,000文字、葉書1枚に5万文字が表現できます。しかも、色情報を活用することで面積あたりの情報量を増やすことができるので、同じデータ量でも表示に必要な面積が減り、名刺や目薬の容器など小さなスペースにも大容量の情報を入れることが可能なのです」(上田社長)。
また、文字情報だけに限らず、画像や音声など大容量のデータも扱えるという。例えば、動物図鑑の写真にカラードット画像を載せ、それを読み込むと動物の鳴き声を再生できる。しかも、ドットは形状に縛られないので、カラードットで好きなキャラクターの顔などをデザインしたり、ネックレス状に色を並べ、その配列にメッセージを埋め込んだアクセサリーやシールなどを作ることもできるという。
「データの復元には、当社が開発したソフトが必要ですが、復元時にパスワード入力を求める設定も可能です。このソフトを使用すれば、例えばパソコン上でカラードットコードを使用したホームページを印刷する場合、リンクをはっているものまで自動的に印刷することができ、情報収集の効率化もはかることができます」(上田社長)。
この他にも、社員名簿データや顧客リストなどの流失防止のために極秘データ部分だけカラードット画像で表示したり、契約文書なども暗号化し、暗証システムとしても応用できるという。
「現在、ある飲料メーカーから依頼されているのは、缶にカラードット画像のシールを貼り、それを携帯カメラで読み取って、当たりで景品をプレゼントするキャンペーンなどに活用するというものです」(上田社長)。
こう語るように、カラードットコード普及の大きな目安は、カメラ付き携帯電話で情報を読み取れることだ。
現在、NTTドコモの「iアプリ」で「文章〜カラーコード・変換プログラム」を指定のURLからダウンロードすれば、製品やポスターに貼付されたカラードットコードを携帯電話のカメラで撮影して、自動的にサービス情報を復元することができる。
このように、カラードットコードにより、データ入手もカメラ付き携帯一本で気軽にできる時代が、すぐそこまで来ている。