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必ずおさえておきたい、IT時事ワード
第6回「バイオメトリクス認証」「電子チケット」「ワンクリック特許」

2005年04月25日

バイオメトリクス認証

 最近横行している銀行のキャッシュカードのスキミング詐欺の解決策として注目を集めている「バイオメトリクス認証」。これは、人間の生体的な差異を利用して、個人の識別を行う技術だ。人間の指紋や声紋、目の虹彩、網膜、手の静脈の形は人物ごとに異なる。この身体的特徴をあらかじめ数値化し登録、ドアやATMなど、利用に個人認証が必要な場所や道具と一緒にその読み取り機を設置。これらを利用する際、指紋や虹彩などを読み取り機にかざすことで本人かどうかの認証を行う。

 一部の銀行ではATM利用の際に、暗証番号の代わりに手の静脈を読み取らせることで認証を行うことを計画している。万が一、キャッシュカードをスキミングされ、暗証番号が盗まれても、静脈の情報がないとカードが利用できないので、お金を盗み取られる心配がない。

 バイオメトリクス認証技術はパソコンの世界でも応用されており、指紋を登録したユーザー以外、Windowsにログオンできないようにする指紋認証システムが組み込まれたモバイルノートパソコンや、同じくWindowsログオンを指紋で管理するシステムを併せ持つUSBメモリなどの製品が発売されている。
それでは実際に使ってみましょう!Let's Try!
モバイルノートで外出先で仕事をしているなら、パソコンごと盗まれちゃうことにも十分注意しないとね。バイオメトリクス認証機能搭載USBメモリを使っていれば、せめてデータ盗難だけは防げるよ。
チヤホヤ度

電子チケット

 その名のとおり、入場券、商品券など、紙のチケットの持つ権利をデジタル化したもの。インターネット経由で購入した権利を赤外線通信対応の携帯電話やICカードなどのデジタルデバイスでダウンロードし、映画館やコンサート会場、商品券が使える店頭などで利用する。ユーザーにとっては、チケットの購入、入手、譲渡をすべてインターネット上で行えるメリットがある。これまでのようにチケットを買いに出かけたり、郵送したりする必要はない。一方、発券者側は、イベント直前までチケットを販売でき、入場、購入時にリアルタイムでチケットの利用状況を把握できる。また、チケットの偽造などの不正利用も防ぐことが可能だ。
それでは実際に使ってみましょう!Let's Try!
今度の日曜日のコンサート、絶対に携帯電話を忘れるなよ!連絡が取れなくなるだけじゃなくて、電子チケットも入ってるんだから、入場できなくなっちゃうよ!!
チヤホヤ度

ワンクリック特許

 米Amazon.comがインターネット決済システムに関する情報で取得したビジネスモデル特許。ネットショップでの初回購入時にユーザー登録し、発送先の住所、氏名、電話番号などの個人情報とクレジットカード番号を登録しておくと、次回以降、そのショップでの商品購入の際には、登録したユーザーIDとパスワードでログオンし、商品購入ボタンをクリックするだけで代金の引き落としと注文が完了する。

 1999年10月、Amazon.comはBarnes & Noble社の販売システムがこの特許を侵害しているとして提訴している。また、国内でも特許出願されていたが、すでにソニーが同種のシステムを出願していたため、取り消されている。一時期ブームとなったビジネスモデル特許の出願、提訴の先駆けとなり大きな話題を呼んだ。
それでは実際に使ってみましょう!Let's Try!
ワンクリック特許っていうと、訴訟とかネガティブな話題がつきまとうけど、システム自体はすごく便利だよね。文字通りワンクリックで物が買えちゃうんだからさぁ。
チヤホヤ度
成松哲(なりまつてつ)
ライター。パソコン誌、週刊誌、ビジネス誌などIT、ビジネス関連の記事を多く執筆。主な著書に「ヤフる」(共著・毎日コミュニケーションズ刊)など。
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