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必ずおさえておきたい、IT時事ワード
第一回「アグリゲーションサービス」「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)」

2005年02月07日

「アグリゲーションサービス」

 「アグリゲーション」とは「集合」「集約」の意味。インターネットの世界では、ユーザーが持つ銀行口座や証券会社、クレジットカード会社の取引情報、航空会社のマイレージサービスの獲得ポイント、オンラインショップの売買情報などを一画面に集約し、同時に管理、閲覧できるサービスのことを指す。
 通常、オンラインバンキングやオンライントレードを利用するには、各サービスに対応したユーザーIDとパスワードが必要となる。しかし、複数のID、パスワードを管理していると、どのサービスがどのIDだったかわからなくなってしまったり、パスワードそのものを忘れてしまったりすることも少なくない。そこで利用したいのがアグリゲーションサービスだ。
 アグリゲーションサービスの利用申し込みをすると、そのサービス専用のユーザーIDとパスワードが与えられる。このIDとパスワードでサービスにログオンし、銀行などのネットサービス用のユーザーIDとパスワードを登録しておけば、以降、アグリゲーションサービス用のユーザーIDとパスワードだけで、すべてのサービスの情報が閲覧できるようになる。
 アグリゲーションサービスを提供しているのは、オンラインバンクを運営する金融機関や、インターネット接続プロバイダ、大手ポータルサイトなど。サービスの形態にも、ブラウザを利用して管理するサービスと、専用ソフトを利用するものの2種類がある。また「うっかりママの家計簿8」など、一部の家計簿ソフトにもアグリケーションサービスは搭載されている。

 現在、アグリケーションサービス上で行えるのは、銀行口座の残高照会や証券会社の取引履歴の確認、カード会社のポイントサービス、マイレージの閲覧のみとなっている。銀行口座から振り込みをしたり、証券会社に売り買いの注文を出したりと、金銭の支払いが必要な取引をするには各社のサイトにジャンプすることになるが、アグリケーションサービス上にリンクが用意されているので、それをクリックすればOK。すると、あらかじめ登録しておいた、そのサービスのユーザーIDとパスワードを使って自動ログインした状態でアクセスされるので、いちいちユーザーIDやパスワードを入力する必要はない。
 ただし、対応サービスには要注意。アグリゲーションサービスで管理、閲覧できるのは、そのアグリゲーションサービスが提携している金融サービスやオンラインショップのみ。「いざアグリゲーションサービスに登録してみたものの、自分が口座を持っている銀行は非対応だった」なんてことのないように、あらかじめ対応サービスは確認しておこう。
それでは実際に使ってみましょう!Let's Try!
ネット銀行の口座を持ちすぎてパスワードを忘れそう?
アグリゲーションサービスを使えばいいのに。
チヤホヤ度

「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)」

 端的に言ってしまえば、テレビ番組『笑っていいとも』の人気コーナー「テレフォンショッキング」のインターネット版。
 出会い系サイトのように、ユーザーそれぞれが自分のプロフィールを公開し、それを見たほかのユーザーとコミュニケーションしたり、人脈を広げたりするのだが、ソーシャルネットワークサービスは基本的に紹介制。ユーザーになるには、すでにサービスを利用している人からの招待メールが必要となる。招待メールを受け取り、ユーザー登録を済ませると、日記などが作成できるプロフィールページが与えられ、そこに招待してくれた人が友人として表示される。そのプロフィールページから友人のプロフィールや日記の閲覧や、その人の友人にメールを送信したりすることが可能だ。ユーザーがそれぞれ友だちを紹介することで「友だちの友だちの輪」が広がっていくのが最大の特徴だ。
 2003年に「出会い系サイト規制法」が施行されたことからもわかるとおり、誰でも参加でき、しかも、匿名性の高い出会い系サイトは、犯罪などのトラブルの温床になりやすい。その点、現実社会での友だちや知り合いとのつながりがダイレクトに反映されるソーシャルネットワークの場合、問題になるような行動を取るユーザーは少なく、比較的安心してコミュニケーションが取れる。また、友だちの友だちと、共通の友だちをダシに盛り上がったりと、現実社会ではまず実現し得ないコミュニケーションが成立するのも魅力のひとつと言えるだろう。
 主なサービスには、米・Googleが提供する「orkut」(英語)や、イーマーキュリーの「mixi」(日本語)、グリーの「GREE」(日本語)などがある。また、2004年には、各ユーザーが好きな楽曲のMP3ファイルを公開し、ほかのユーザーと共有する「レコミュニ」(日本語)というユニークなサービスも始まっている。国内では「Friend MAP」「mixi」の人気が高く、特にmixiに至っては2004年3月のサービス開始からわずか8カ月となる同年11月末までに20万ユーザーを突破した。
それでは実際に使ってみましょう!Let's Try!
ソーシャルネットワーキングサービスで作った人脈で、何かプロジェクト立ち上げようと思ってるんだけど、君も一緒にどうかな。
チヤホヤ度
成松哲(なりまつてつ)
ライター。パソコン誌、週刊誌、ビジネス誌などIT、ビジネス関連の記事を多く執筆。主な著書に「ヤフる」(共著・毎日コミュニケーションズ刊)など。
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