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有料の動画配信の中で、もっとも利用者の増加率が高いのが携帯電話向けの動画配信です。この増加のきっかけとなったのは、第3世代携帯電話とパケット料金の定額制の登場です。第3世代携帯電話(通称3Gケータイ)とは、通話品質の向上や高速なデータ通信、マルチメディアを利用した各種サービスを特徴とする高機能型携帯電話のこと。NTTドコモ、au、ボーダフォンの国内大手3キャリアが現在普及を進めてきており、日経BPコンサルティングが実施した調査「携帯電話利用動向2005」によると、現在の利用者数は3キャリア合わせて28.9パーセントに達したとされています。
とくに、NTTドコモが3Gケータイ「FOMA」用に始めた定額制サービス「パケ放題」と、動画の配信サービスであるiモーションは、携帯電話用動画の利用者を大幅に増やすきっかけとなりました。iモーションとは、FOMAシリーズ上で動画の再生をサポートした規格のことで、携帯電話の機種に合わせて解像度や動画のデータサイズなどが決められており、動画をインターネットのホームページから携帯電話にダウンロードして視聴できます。3Gケータイの導入でデータのダウンロード速度が向上し、通信料金の定額制の導入により、通信料金を気にせずデータのダウンロードが可能になったことから、動画の配布と再生に対する実用性が高まり、利用者が増えてきたのです。
携帯電話のコンテンツビジネスの特徴は2割のヘビーユーザーが収益の8割を稼ぐといわれること。こうしたヘビーユーザーは、新しいサービスに対してどん欲であるため、機種や環境の刷新が速いことが特徴です。このため、ほかのカテゴリの商品に比べて新しいサービスを提供する環境が整えやすく、新しいビジネスモデルを模索するのに適した環境であるといわれています。実際、2005年に発売された3Gに対応した携帯電話ではほぼすべての機種で動画再生に対応しています。
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