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ITマル得辞典 クイズで学ぼう

これからは情報技術も地球にやさしく。グリーンITは21世紀企業の常識!?環境保護とコスト削減を狙う!

2008年4月8日

グリーンIT(グリーンアイティ)

Quiz
  1. これからは情報技術も地球にやさしく。グリーンITは21世紀企業の常識っすよね!
  2. あら、感心感心。じゃあ、意識の高い新人君の知識を試しちゃおうかな。次のうち環境負荷の軽減に役立つと考えられるのはどれでしょう?

ア: マッシュアップでWebアプリケーションを効率的に制作する。
イ: 仮想化技術を利用して、サーバーやストレージの統合を進める。
ウ: 観葉植物を飾って、オフィス環境を緑化する。

正解はコラムの後にあります。ヒントはコラムを読んでみよう。

 2006年ごろから米国のIT系企業を中心にトレンドとなっているのがこの「グリーンIT」です。米国の調査会社Gartnerは2008年の「戦略的技術・トレンド」トップ10の1位に取り上げています。端的に言うと環境に配慮したIT製品やITネットワークを利用することで、環境負荷を減らそうという試みです。

 パソコンをはじめとするIT関連の機器は、性能の向上と同じレベルで電力消費量、CO2発生など資源消費が増えていく傾向にあります。経済産業省が2007年12月にまとめた「グリーンITイニシアティブ」によれば、インターネット上の情報量の増加推移の傾向から、2025年の電力消費量は2006年時の5倍、2050年には12倍もの規模になると予想されています。

 とくに米国では2001年から2006年の過去6年の間にデータセンターの消費電力が倍増し、原子力発電所5基という規模に達しました。2003年8月14日に起きた「ニューヨーク・カナダ大停電」もこうしたIT関連の消費電力の増加が遠因であった可能性も指摘されています。

 こうしたことから、米国ではGoogle、サン・マイクロシステムズ、IBMなどデータセンターを提供している企業、AMD、Intelなどのプロセッサメーカーを中心として、グリーンITへの動きが活発になりました。2007年2月にはデータセンターの消費電力削減を目的とした非営利組織「The Green Grid」が本格始動、同年6月にGoogle、Intelを中心としたパソコンの消費電力半減、CO2削減を目指す「Climate Savers Computing Initiative」などが設立されています。

 具体的な事例では、Climate Savers Computing Initiativeがパソコン用の電源ユニットで推奨している「80PLUS」があります。過去に発売された電源ユニットでは、コンセントから入力される電力の30%以上が使われないまま熱になって逃げてしまう状態でしたが、これを常時20%以下に減らした製品に「80PLUS」対応ロゴが提供されるというものです。市販製品にも80PLUSをうたう製品があるので見かけたことがある人もあると思います。

 国内でも、2008年から京都議定書の第一約束期間が始まることから、日立製作所のたデータセンター省電力化プロジェクト「CoolCenter50」などのさまざまな取り組みが始まっています。

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気になる!ワンポイント解説

  1. ニューヨーク・カナダ大停電

2003年8月14日に起きた大規模停電。原因は不明とされている。アメリカでは2000年に電力会社の経営危機から、カルフォルニアで半年という長期にわたって停電が頻発する「カリフォルニア電力危機」も発生している。

  1. CoolCenter50

日立製作所が関連企業を集めて行う省電力化プロジェクト。IT機器の省エネ技術だけでなく空調機器まで含めた効率化を行うことでデータセンターの消費電力を5年間で最大50%削減することを目標としている。

Answer

 正解.イ
サーバーやストレージを統合してハードウェアを集約できれば、消費電力の削減ができる上に業務の効率化にもつながります。グリーンITで、環境保護とコスト削減の一石二鳥を狙っちゃいましょう。

ナガハタ トシヒロ

フリーライター兼編集者として、主にパソコン関連のレビューおよびテスト記事のライティングおよび雑誌編集を手がけるフリーライター。

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