エンジニアと経営者は信頼関係を作ることが難しいとよく聞きます。でも、これがうまくいかないとITはおろか会社がうまく機能しません。確かにエンジニアというのは職人です。だからプライドもあるし、自分で納得のいかないことはやりたくない。でも、経営者はそうじゃない。お金を稼がなくてはいけないのです。たとえて言うなら、経営者は今すぐ儲けたいけど、エンジニアは3年後に儲ければいいと思っている。
そんなわけで、経営者とエンジニアというのはとかくうまくいかないもので、ことあるごとに衝突が起こって中心になるエンジニアが仲間を引き連れて会社を辞めてしまう、というのは実際によく聞く話です。でも、当社ではそういう問題は起きていません。エンジニアも、自分のした仕事がいくら会社に貢献できているのか、非常に関心を持って仕事をしている。とにかく、驚くほどみんな熱心にやってくれてます。
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| 技術戦略部の若きマネージャー 羽山 純 氏
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当社で運営している「オンライン激安問屋」にしろ、02年に開設した「Super Delivery」にしろ、私が関わっているのはコンセプトを決めることです。サイトの開発や運営は、ウェブマスターと、当社では「鍋奉行」と呼んでいる商品の選択などを行なうマーチャンダイザー、そして実際の開発にあたるエンジニアの3者が協力体制のもと行なっています。 しかも、当社はエンジニア側から徹底的に費用対効果を確認するための会議も開いています。エンジニアも経営感覚を身につけているわけです。誰かが新しい機能を考案しても、利益が見込める機能なのかエンジニアが納得しないと進めないようになっています。 とにかく、ひとつの目的のもと、皆が同じ方向を向くということはとても大切なことです。そして、やはりコンセンサスが大切ですから、多数決ではなく最適な意見を責任者が統括する体制にしています。
余談になりますが、現在7名いるエンジニア(技術戦略部)たちが一番力を入れているのは「セキュリティ」です。やはり、お金のやり取りが直接的に関わってくる業種ですから。ちなみに、これまでお客さまに謝罪しなければならないようなトラブルを起こしたことは一度もありません。当社のCTOはEDI(電子データ交換)の専門家で、業界でも非常に有名な人間です。彼を中心に、よくまとまってやっています。 さらにいうと、当社のエンジニアは大学在学中から入ってくるので、平均年齢はだいたい20代前半で非常に若いチームです。そもそも、CTOの下でリーダーを務めている羽山マネージャーは、まだ大学生ですし(笑)。だからこそロジックな思考回路を持ち、ITをクールな視点で事業的にとらえています。考えられることを常にシュミレーションし、最適なシステムに仕上げる能力に長けており、それをやることでどんな結果が得られるか、エンジニア全員が把握しているのです。
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