パソコンとインターネットは情報の収集や離れた場所からのデータの交換、メールを初めとする各種連絡手段、そしてホームページによる情報の発信など、もはや日常生活に欠かせないものとなっています。その便利さの反面、インターネットを接続していることによる危険も存在します。インターネットの危険性として、よく知られているのはコンピューターウイルスによる被害です。しかし、トラブルの原因となるのはなにもウイルスだけではありません。ホームページ上で情報を発信しているが故に起きるトラブルも増えてきているのです。
最近の話題としては、特定企業に勤めているアルバイト店員が、企業の店舗に来客していた顧客に対しての無遠慮な内容の記事を個人所有のブログ(
「必ずおさえておきたい、IT時事ワード」第5回参照)で掲載し、それが大手掲示板などを通じてインターネット上で話題となりました。結果として、アルバイトを雇用していた企業が個人の書いた記事に対して、ホームページ上で陳謝する事態にまで発展しました。
このように、個人が個人の感想としてサイトに記載した記事に対して、企業が陳謝するというのはきわめて異例なことです。この事例はブログの中にアルバイト店員が勤めている企業の情報や場所を特定できる情報が公開されていたために起こったものですが、インターネット上では、例え個人が発信する小さな情報であっても、いったん話題になるとあっという間に広がる危険性が含まれ、さらに企業が巻き込まれる可能性があることが分かります。