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企業サイトを作る 第2回 業種によって異なるサイトの見せ方

2005年08月22日

ポイントはトップページ

 ホームページを作る上で、もっとも大切なのはアクセスしたときに最初に表示されるトップページです。このトップページをいかに訪問者に使いやすく、業態に合わせて見やすく制作するかが、ホームページを成功させる鍵となります。

 多くの場合、企業のホームページにアクセスする人は、なにかしらの目的をもっています。訪問者の立場に立ってホームページの情報を整理しておくことがまず第一です。まず訪問者の目的を大まかに分類してみましょう。
1.企業のことが知りたい
業態や実績、社歴や場所といった企業に関する直接的な情報
2.提供サービスや商品の情報
どのような機能やサービスを受けることができるのか、また価格やデザイン、品質はどういったものなのか
3.商品を購入したり、サービスを利用したい
価格や納期、サポート内容など
4.サポートを受けたい
サービスや商品に不調やトラブルが発生した場合のサポート情報。修理の可否や費用、納期など
 こうした訪問者の視点を常に意識してトップページを構築していきましょう。ポイントは、自社の業態に合わせて、ホームページの構成を把握しやすくしておくことです。例えば、建築業ならビルの写真、医療なら赤十字マーク、といった業種のイメージが明確に伝わるような写真やビジュアルイメージを一つ用意しておくとよいでしょう。

業種に応じてクローズアップするポイント

 もう少し細かく例を挙げましょう。建築業のように地域に密着した職業の場合は、千葉県の○○建設、といったようにサイトのタイトル部分に地域性を含んだ情報を入れておくと建築会社の担当地域がだいたい分かる上、地元の人は親しみも持ちやすくなります。

 技術力のアピールも重要です。例えば、防音工事など特色のある技術を持っている場合は、トップページの目立つ箇所に「予算に合わせた防音工事ができます。具体例はこちら」と記載し、目的サービスと価格の情報が含まれているサブページが用意されていることを知らせます。訪問者のサービスを利用したいという意識を自社のサービスに上手にナビゲートし、最終的に訪問者からの問い合わせや契約に結びつけることが重要です。

 更新情報として、時事ネタなども取り入れておくと良いでしょう。リフォーム詐欺の注意喚起や不良建築の見極め方、といったニュースで話題になっている情報を積極的に取れ入れましょう。こうしたネガティブイメージのある事件は、当事者の立場にいると避けてしまうことが多いですが、あえて不利な情報を取り入れることで、ニュースに上げられているような不正な建築業者ではなく、技術とサービスに自信のある企業という立場を明確にできます。また、ニュース性の高い話題は、ホームページのアクセス回数を伸ばすきっかけとなります。

 こうした方策はほかの業種でも応用が利きます。例えば、医療関係であれば、どこに病院があり、どういった診療が可能なのか、診療時間は何時なのか、緊急時には対処してくれるのか、といった利用者が最優先で求めている情報をトップページにまとめておきます。

 医療は一対一で応対することの多い職業ですので、医師をはじめとするスタッフの人柄なども訪問者からみると選択条件となります。このため、各医師の得意技術や実績、人柄につながる趣味の情報についても掲載しておくと医師に対する安心感や親しみが増すと考えられます。

 更新情報については、流行の病気や予防法、アレルギーやダイエットといった注目度の高い内容を含めておくとアクセス増加につながりやすいです。建築業と同様、医療機関でも医療ミスなどのネガティブニュースの話題になりやすいですが、こうしたミスの原因はなにか、医療機関としてミスが起きないよう、どのような対策を取っておくかなど医療機関としての立場を明確にしておくと、信頼性の向上につながります。

物販の場合は法律上決められたルールがある

 ホームページ上で、直接商品の売買を行う物販を主体とした業態の場合は、法律上記載しなければならない約束事があります。日本の法律では、インターネット上の物品の売買(電子商取引)は通信販売に含まれ、通信販売は特定商取引法という法律で管理されています。この法律は、悪質な訪問販売などから消費者を守るために定められた法律です。

 これらは「通信販売の法規に基づく表示」という項目にまとめられています。ここに記載しなければならない項目は、事業者の責任者の住所、氏名、クーリングオフの期間や納期、支払い方法といったものです。

 個人で通販をしているサイトには、「通信販売の法規に基づく表示」の項目自体はあっても、担当者の電話番号が抜けていたり、返品期限などの項目が欠けていたりする例が非常に多く見られます。

 こうした項目がきちんと記載されているかは、物販目的で訪れる訪問者にとって、そのホームページが信頼できるかどうかを見極める指針の一つとなっています。特定商取引法については、経済産業省のホームページ
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/contents1.html)に詳しく記載されていますので、ぜひ一読することをお勧めします。

 このように、いずれの業態でもホームページを成功させる秘訣は、いかに利用者の視点に立って使いやすく作るかということになります。すでに運用しているホームページがある場合は、自分が訪問者だったら、という視点に立って再チェックしてみるとよいでしょう。
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