
前回は、インターネット上で手に入れられる無料の素材についてお話しました。今回は、CD-ROMやDVD-ROMの形で提供されている市販の素材集を紹介したいと思います。
「無料で手に入る素材がたくさんあるのだから、わざわざ有料のものを買う必要はないのでは?」
こうした疑問を持たれる方は、多いでしょう。しかし、無償で提供される素材には、やはり限界があります。まず、無料の素材のほとんどはイラストで、写真素材はぐーんと数が少なくなります。これは、クオリティの高い写真を撮影するには、交通費をはじめとする経費がかかり、無償で提供することが難しいからです。
また、配布元のホームページへのリンクや、ロゴの表示を使用の条件としている素材サイトも少なからずあります。個人的なホームページを作るのであればともかく、お店のホームページなどビジネスでホームページを利用しようと思ったら、そうしたリンクはイメージダウンにつながる可能性もゼロではないのです。

一方、有料の素材集には、数多くのメリットがあります。まず、最大のメリットは、プロカメラマンの撮影した写真やイラストレーターの描いた美しいイラストが、安価に手に入ることです。カメラマンやイラストレーターに直接オーダーした場合、その費用は素材集の値段の数倍から数十倍になることも珍しくありません。
また、有料の素材集の多くは、発売元の会社のホームページで収録作品の見本を一覧表示(収録作品の一部のみを表示しているもの場合もあり)しているので、購入前にどんな内容なのかを確認することもできます。さらに素材集のパッケージ内には作品リストを収めた小冊子などが付属しており、素材を探す場合にも時間を短縮できます。
もちろん、素材集の代金に写真やイラストの使用料が含まれていますから、ホームページにリンクやロゴの表示を義務づけられることはありません。
こうしたさまざまなメリットを考え合わせれば、市販の素材集は決して高いものではないとおわかりいただけるでしょう。

現在店頭で販売されている素材集は、テーマ別に分類され、シリーズ化しているものがほとんどです。そうしたシリーズのうち、代表的なものをいくつか紹介しましょう。
| <素材辞典> |
料理、人物、自然など、テーマごとに200点の写真を収録したCD-ROM素材集です。1994年の発売以来、プロ・アマを問わず高い支持を受け、発売から約10年で140テーマを超えるヒット作になっています。
また、収録画像を低解像度(ホームページ作成には十分使えるサイズ)のみとして20,000点を収録した「素材辞典フォトバイブル20,000」やテーマにあわせて2タイトルをひとつのパッケージとした「素材辞典400シリーズ」もラインアップしています。 |
| <超(スゴ)ネタ> |
トラベル、商売大繁盛、介護福祉など、使用目的にターゲットをおいた素材集です。写真に加え、イラストや飾り文字など、ホームページ以外にも使用できる素材を多数収録しつつ、低価格を実現しています。シリーズの中で、ニーズが高くハイクオリティな写真のみを厳選して収録した「スゴネタフォト★パック」も販売されています。 |
| <感動素材できてるホームページ> |
アニメーションイラスト、ボタン、アイコン、写真など、ホームページ作成に必要な素材をワンパックにした素材集です。
また、「ホームページビルダー」などで開いて、文字や画像を差し替えるだけでホームページが完成する便利なひな形も多数収録されているので、ページのデザインができない、という人でも、見映えのいいホームページが作れます。いわば「素材のそろっているひな形集」という雰囲気の商品です。 |
なお、これらの素材集は、あくまで「使用する権利」を販売しているということにご注意ください。たとえば収録されている画像をそのままホームページに掲載して第3者に販売することなどは禁じられています。
さて次回は、来訪者が自由に書き込める掲示板など、CGIと呼ばれるプログラムを活用した仕組みについて解説します。
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