このページの本文へジャンプ

文字の大きさ

ここから本文です
こうして増やす ホームページのアクセス数
第5回 ネットショップのアクセスの増やし方
2003年12月22日
問 ネットショップを開店したが来客が少ない。原因は何?

 ネットショップを始めてしばらく経ちますが、来客が増えず、来てくれたお客さまもなかなか商品を購入してくれません。商品自体には自信を持っているのですが、原因がよくわからなくて困っています。確実に商品を販売できるいい方法があったら教えてください。

答

実際の客の立場になって考えてみる

 ネットショップといえども「お店」であることに変わりはありません。あまり難しく考えず、実際の店舗に置き換えてみると、意外とその解決策が見つかることも多いのです。
 例えば「何の問い合わせもない」場合は、ホームページを見た人が商品に興味を持っても、問い合わせをしにくい環境なのかもしれません。また、その反対に「販売にあまり直結しないメールでの問い合わせが多い」という場合は、ホームページ自体をもう一度見直す必要があるでしょう。ページ構成が見にくかったり、商品説明が不足していたり、価格やスペック、サイズ、容量など、顧客が知りたがっている情報が抜け落ちていたりすることもあるからです。
 そのような時は、ぜひ実際の店舗に置き換え、顧客の立場になって考えてください。お客さまは気に入った商品があれば、価格や商品の性能などを店員に質問するでしょう。実店舗に例えるなら、ホームページの説明文は店員の「接客」と同じことなのです。
 特に高額で趣味性が強い商品であれば、顧客の知識や興味も一般的な商品とは比べ物にならないくらいの説明を必要とします。また、その説明もわかりやすく、的を射たものでなければいけません。もし、それが不十分であれば、顧客は問い合わせのメールを送ってくるかもしれませんが、その問い合わせにも丁寧に答え、上手い下手に関わらず一生懸命に説明してあげることが大切でしょう。

誰にでもできることをしても差別化にはならない

 「他社との差別化」とよく口にする企業がありますが、以前も説明したように、自社の満足だけで終わっているケースがほとんどです。実際に顧客を本当の意味で満足させる差別化でなければ、ただ無駄なだけで全く意味がないことを理解して下さい。
 つまり、商品を購入する顧客が一体何を望んでいるかを理解しなければ、他社と違っても意味がないのです。価格を少々いじった程度では、顧客を満足させることはできないでしょうし、リピーターになることもないでしょう。誰にでもできることをしても差別化にはならないのです。
 決して手を抜くことなく、誠心誠意、顧客の要望に応えていくことが、ネットショップ成功の基本です。自らで取り扱う商品だからこそ可能な「工夫」をもう一度見直す必要があるのではないでしょうか。

顧客を満足させる「ひと工夫」を真剣に考えよう
問 確実に購買率とアクセス数を上げる方法を教えて欲しい

 ホームページを見にきてくれる人はそこそこいるのですが、なかなか購買に結びつきません。お客さまを増やしていくとともに、購買率も合わせて高めていきたいのですが、どのような方法があるのでしょうか。

答


ネット上での広告が肝心

 まず、アクセス数を高めるためには「広告」的な戦略をはかることが大切です。
 ただお店を開いて待っているだけでは、お客さまに入店するきっかけを与えていることにならないからです。広告については、やはりネット上がベターでしょう。印刷物などにアドレスを記入しても、URLを打ち込むことを面倒くさがるお客さまも多いからです(しかし初回に言ったように「詳しくはホームページを見てください」というメッセージを記載しただけでもアクセス率は上がります)。
 もし、お金をかけずに購買効果を高めるのならば、根気よく検索エンジンへの登録を続けることです。ただし、これについても前回お答えしましたが、検索エンジンに登録したからといって安心するのは間違いです。「他力本願」のネットショップオーナーが陥りがちなのは、検索エンジンへの登録やショッピングモールへの出店で安心しきってしまうことなのです。

売上げの伸びない理由を顧客のせいにしない

 また、アクセスはあるのに売上げがない原因は、ページ作りに問題がある可能性が高いです。このような場合のほとんどの理由は、売り手の側に問題があることが多いのです。人間は問題が起こるとどうしても「他人のせい」にしてしまう傾向が強いのですが、一番悪い例はすべて「顧客のせい」にしてしまうことで、これは商売人・ビジネスマンとして失格です。
 商売・ビジネスとは、結局は自分でやれることをやって、他の力を借りて補充していくことです。ただの他人任せだけでは売上アップは望めません。もし自力でできない人は、いくら検索エンジンやショッピングモールに登録しても無駄足に終わってしまうでしょう。

記事で紹介されると大きなPR効果がある

 もし自分のサイトに自信があれば、関連雑誌などに売り込み、ホームページをアピールしたりするのも手です。特に、記事などに取り上げられれば大きな広告効果をもたらします。その記事を顧客が読んでいなくても「掲載された事実」をホームページに載せることができ、信用面でプラスになることは間違いありません。
 商品の特性に合わせた独自のPR戦略を追究・実践することが購買率アップの秘訣です。大切なことは、顧客の「買いやすさ」を見直して売るための追究を怠らないことなのです。

自分でやれることは、しっかりやろう!
マイホスティング
初期費用無料、月額2,480円(税込2,604円)でお客さまの名前の入ったアドレスのホームページが持てます!
バックナンバー
<< 前の記事
二条 彪 (にじょう たけし)
・起業・経営者支援NPO法人 Jungle 代表理事
・中小企業診断士、産業カウンセラー

・主な実績
16年にわたる婦人服専門店チェーンの経営およびアパレルメーカーの起業経験をベースに、小売流通業・製造業全般にわたる幅広いコンサルティング活動・執筆活動を展開中。主な著書に『社長の勘違い25の落とし穴』(論創社)、『二代目経営の掟』(ダイヤモンド社)など。

他の連載はこちら