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第2回 繁盛するネットショップの作り方
2003年11月10日
問 客足を稼げる商売・商品を知りたい

 これからサイドビジネスとしてネットショップを始めたいと思っています。ただ、サイドビジネスとはいえ損はしたくないので、どんな商売がお客が集まるネットショップに向いているのか教えてください。

答

ネット購入での「お得感」を感じさせること

 ネットショップを開店するのであれば、実際の店舗の延長上で商売をするのではなく、そこではできないことをインターネット上で展開するべきです。
 というのも、インターネットを利用している人は「ネット上で物を買うことのメリットを即座に判断する」からです。それを考慮するならば、実際の店舗で買うよりもネットで買ったほうが「お得感」を感じられる商品やサービスを考えることがポイントになります。そして何を売るかを絞り込むことも重要ですが、どんな売り方をするのか考えることも大切なのです。

大切なのは「買い手の視点」から考えること

 まずは他のネットショップを研究してください。インターネットで物を買う人はどういう人なのかなども含め、入念なマーケティングを行うことが必要です。そして、商品を決める前に独自のサービス方針を打ち出すことで、見る人にベネフィットを感じさせることが大切です。何よりもまず買い手の視点から考えることです。
 例えば、ネットで売る商品を「ギフト限定」にし、ギフトで販売できる商品の向き不向きを見極めながら、売りたい商品を絞り込んでいくという考え方もあります。
 そして、しっかりとしたリサーチの結果商品が決まったら、まずやってみること。何よりも「ネットだったら売れるかもしれない」という確信とチャレンジ精神がなければいいアイディアが出てくるはずはありませんから。

「買い手の視点」から見たベネフィットを考えましょう
問 ネットショップを始めたが売上が思うように上がらない

 もともと自営業でしたが、売上を拡大しようと思いインターネットでも店を始めました。始めて1ヵ月ほどたつのに売上はほとんどありません。わずかとはいえコストもかかっているので、それだけでも回収したいです。どうしたらよいのでしょうか。

答

自社の満足だけではない「差別化」ができているか

 ネットショップは実際の店舗と基本的には変わりません。だから売れない理由を実際の店舗での販売に置き換えて考えると、答えが見つかることもあります。
 例えばホームページ上での商品説明が不足していたり、お客さまが実際に知りたい価格やサイズなどの情報が書かれていないなど、ページ構成やコンテンツに問題がある場合もあります。
 よく「他社との差別化」と言いますが、ほとんどの場合は自社の満足だけで終わっているケースが多いようです。購入するお客さまが一体何を望んでいるのかを理解しなければ、本当の差別化や売上の増加は見込めないでしょう。
 また意外に思われるかもしれませんが、価格だけで勝負することも避けたほうがいいでしょう。ネットショップで物を買うお客さまは、「安いから買う」というよりも「欲しいから買う」が一番の理由だからです。

買いたい時に買える「即時性」を活かす

 消費者から見た場合、ネットショップの特性は買いたい時に買える「即時性」です。これをお店の側から言い換えれば、「即時に返事ができること」が最大のメリットということになります。だからこそクイックレスポンスでの対応が必須なのです。場合によってはアクセス者に直接電話して対応することも必要です。
 また初めにお話したように、ホームページは実際の店舗と同じですから常に更新を心がけてください。もし開店休業状態が続いているようであれば、お店を閉めることを考える必要があります。同様に、半年以上更新できないような場合は「○○にリニューアルオープンします」というような告知を出す方が、お客さまに好印象を与えるはずです。

「即時性」こそ最大の武器になります
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二条 彪 (にじょう たけし)
・起業・経営者支援NPO法人 Jungle 代表理事
・中小企業診断士、産業カウンセラー

・主な実績
16年にわたる婦人服専門店チェーンの経営およびアパレルメーカーの起業経験をベースに、小売流通業・製造業全般にわたる幅広いコンサルティング活動・執筆活動を展開中。主な著書に『社長の勘違い25の落とし穴』(論創社)、『二代目経営の掟』(ダイヤモンド社)など。

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