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表への記入はできたでしょうか。せっかく行った分析ですので、有効に活用したいところです。そのために、まず必要なことは大企業との差別化を図ることです。
一般に、大企業は経営資源が豊富なので、中小・ベンチャー企業が同じ土俵で勝負すると負けてしまいます。「ナンバーワン」は大企業に任せて、中小・ベンチャー企業は「オンリーワン」を目指すべきでしょう。それには分析の結果を踏まえ、自社の「強み」と「機会」に特化することです。
強みは技術力・商品開発力・営業力・人材など、これまで社内で培ってきたいわば「得意技」です。また、「機会」は自社にとってのビジネス・チャンス、すなわち「戦う土俵」を示唆するものです。
例えば、具体的な業種“質屋”を例にとって考えた場合、強みとしては「目利き鑑定力」があるでしょう。ニセ・ブランド品が店に持ち込まれても必ず見抜くことができる、いわゆる「真贋を見抜く」能力のことです。これは他業種からでは一朝一夕に構築できる能力ではありません。
また、機会としては「若い女性のブランド志向」が考えられます。例えば、海外旅行に行ってブランド品を購入しても、飽きやすい人は、すぐに使わなくなってしまい、質草となり得るブランド品が余っていることが考えられます。これは機会と呼ぶべき要因です。
よって従来の質屋という業態から、強みと機会を活かした「ブランド・リサイクル・ショップ」という事業領域(ドメイン)が見いだせます。質屋というと不況業種のイメージがありますが、新たな事業展開の道筋が見えてくるはずです。
このようにSWOT分析をしてみることで、自分の思い込みや周囲の常識とは違うアイディアが浮かんでくることもあります。ぜひ、役立ててください。 |