ところで電子政府だが、言葉は知っていてもその中身は意外と知らないことが多い。お恥ずかしながら私もその一人だ。そういうわけでまずは国が推進する「電子政府構築計画」(平成15年7月17日制定)をみてみよう。(以下、出典は総務省サイト
http://www.e-gov.go.jp/)
まず基本的な考え方だが、国は、「I 電子政府構築の原則、 II 目標、 III 計画の期間、見直し等」をあげている。こうした計画で目標や計画期間をあらかじめ明確にさだめているのは異例だ。それだけに国の強い意欲をもっているのだろう。
さてその中身だが、「電子政府の構築は、行政分野へのIT(情報通信技術)の活用とこれに併せた業務や制度の見直しにより、国民の利便性の向上と行政運営の簡素化、効率化、信頼性及び透明性の向上を図ることを目的と」あげている。つまり、「利用者本位で、透明性が高く、効率的で、安全な行政サービスの提供」と「行政内部の業務・システムの最適化(効率化・合理化)」を図ることだ。因みに後者の政府の電子化(=IT化)は忘れがちになるので注意したい。国は、この大原則に基づき、八原則「(1) 国民にとって使いやすく分かりやすい、高度な行政サービスの提供、(2) 政策に関する透明性の確保、説明責務の履行及び国民参加の拡大、(3) ユニバーサル・デザイン(誰もが使いやすい設計)の確保、(4) 業務効率の徹底的追求、(5) 民間活力の活用、(6) 情報システムの安全性・信頼性の確保と個人情報保護、(7) 国の行政機関以外の機関との連携及び国際連携の確保、(8) 活力ある社会形成への配慮」としている。
なお目標だが、上記を集約して「(1) 利用者本位の行政サービスの提供、(2) 予算効率の高い簡素な政府の実現」としたうえで、その実現を「全府省を対象」に「平成15 年度から今年、平成17 年度末までの3 ヶ年計画」としている。(見直しは毎年度)