PLCとはPower Line Communicationsの略で、日本語では「高速電力線通信」や「電力線搬送通信」などと呼ばれています。一般家庭で利用されている電力線を、データ通信回線としてLANケーブルの代わりに利用する技術のことです。
PLCモデムと呼ばれる専用のアダプタをコンセントにつなぐだけでネットワークに接続できるため、有線LANのように配線上の手間がいらず、簡単にネットワークの構築が可能になります。なお、通信にはコンセントごとに1台のPLCモデムが必要となります。
10k〜450kHzの周波数を使って9600bps程度の速度を持つ「低速PLC」と、2M〜30MHzの周波数を使って100BASE-TXなどのイーサネットと同等の10Mbps〜200Mbpsで通信可能な「高速PLC」があります。一般的に知られているのは後者の高速PLCで、国内では2006年末から対応製品が販売されています。
PLCで使用されている周波数が短波ラジオやアマチュア無線などに使われており、干渉する危険があるため、現在では屋内での利用のみ許可されています。
また、無線LANのように距離が離れていても速度が落ちるということもありません。しかし、コンセントを分岐させる電源タップを使用したり、大量の電力を消費するドライヤーなどを同時に使用すると速度が低下するといった点が指摘されています。
しかし、電力とデータ通信を一つのコンセントだけで供給できることから、家電ネットワークのインフラとしても期待されています。
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