2003年12月から開始された地上デジタル放送。デジタル化で不便になったと言われるのがテレビ番組の録画です。その原因はコピーガードシステム「コピーワンス」にあります。
コピーワンスは対応メディアに「一回だけ」録画できます。このため地上デジタル放送対応のレコーダのハードディスクドライブ(以下HDD)からDVD-ROMなどのメディアに録画番組を移動させると、HDDに録画した元データは消えます。DVDへの移動に失敗すると、HDD、DVDメディアの両方から録画した番組が消えてしまいます。実際にこのようなトラブルが続発しており、デジタル放送の不評の一因となっています。

総務省はこうした問題を是正するため、2005年7月にコピーワンス制度を見直す指示を出しました。その中で出てきた案の一つが「ダビング10」です。ダビング10では録画した1番組についてコピーが9回可能となり、10回目でムーブ(保存場所を移動)するように変更されました。この10回目で元データは消去されます。
また、アナログ出力にかけられていたコピーガードも廃止され、アナログ出力に関してはコピーフリーとなるなどコピーワンスと比較すると条件が緩和されました。
このようにコピーワンスより改善されたダビング10ですが、すでに販売済みのHDDレコーダやチューナーではダビング10に対応できずコピーワンスのままである、これまで同様に録画番組の編集は難しいなどの問題は残っています。
制度の見直しは2007年末時点でも続けられており、新方式がダビング10に決定したわけではありませんが、ハードウェアメーカーからも将来ダビング10に対応可能な製品が発表されていることから、最終的にはダビング10に統一される雰囲気となっています。
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