最近では中小企業のVPN利用が増えてきました。VPNとはあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、Virtual Private Network(仮想プライベートネットワーク)のことです。
ちょっとわかりにくいので、東京本社から書類を車で大阪支店に届けることを考えて見ましょう。この場合、車は公道を通ります。不特定多数の人が利用する公道では、事故の危険もありますし、渋滞がおこれば到着時間が遅れます。車が襲われて、書類が盗まれることだって考えられます。そこで東京本社と大阪支店まで地下通路を作ることにします。費用はかかりますが、東京本社と大阪支店間の専用道路なので、渋滞はありませんし、情報流出の恐れもありません。
PC同士の接続もこれと同じことが言えます。インターネットは公道のため、渋滞や情報流出の危険があります。そのため大企業では月間数百万円のコストをかけて、自社専用線を使っていました。
しかしブロードバンドの普及とIT技術の進歩により、インターネット上のいくつかの地点を接続し、仮想的なネットワークを構成することにより、離れた場所にあるコンピュータ同士やネットワーク同士を安全かつ自由に接続することができるようになってきました。これがVPNです。
また、暗号化等の技術により情報流出の危険も少なくなりました。東京から大阪までの公道を利用するのですが、その部分は通信をしているときにはトンネルで覆われているという感じです。この暗号化の技術を「トンネリング技術」と呼びます。
最近では光回線という公道もできたため、渋滞も起こりにくくなりましたし、「トンネリング技術」のおかげで情報流出の危険性も激減しました。
(VPNの種類によっては安全性や速度保障をするものもあります。) |