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都市部では定期券のICカード化がだいぶ進んできました。今月18日には関東圏内で主なJRや私鉄、バスなどに乗れる「PASMO(パスモ)」と呼ばれるカードが新しく登場します。
PASMOをはじめとするICカードとはいったい何なのでしょうか。ICカードとは、プラスチック製カードの中に個人情報などさまざまな情報を登録可能なCPUやメモリといった半導体を詰め込んだものです。中に登録される半導体(ICチップ)の種類により、たくさんの機能を持たせることができることから、欧米では賢いカードの意味を持つ「スマートカード」と呼ばれています。ICカードは、電子商取引に使われる電子マネーとして考案されたものですが、現在ではさまざまな用途で活用されています。
ICカードの主な特徴は、主要なクレジットカードやポイントカードなどに利用されている磁気カードに比べて、100倍以上のデータが登録可能であることです。これにより、クレジットカード、キャッシュカード、電子マネー、IDカードといった複数の機能を1枚のカードに集約することが可能です。
ICカードに登録されている情報は高度な暗号化が行なわれているため、コピーは困難とされています。近年、社会問題となっている磁気情報を読み取って偽造カードを作成するスキミング行為を防止できるのもICカードのメリットと言えるでしょう。
ICカードには、おおまかに分けると端末に近付けただけで情報の読み取りが可能な「非接触型」と専用カードリーダーを利用してデータを読み取る「接触型」の2種類があります。非接触型では、ICカードをカードケースなどに入れたままでも利用できる利便性がある一方、接触型では端末とのデータ通信量が増やしやすいため、複雑なシステムが組み込めるなどのメリットがあります。
非接触型では前述の「PASMO」、JR東日本の「Suica」、JR西日本の「ICOCA」、コンビニなどで利用できるプリペイドカード「Edy」などがあります。これらの非接触型ICカードはソニーのFeliCaと呼ばれる技術方式を採用しており、規格上の互換性があります。 このため、最新のモデルであるPASMOでは、JR東日本のSuicaなどと相互乗り入れが可能となり、これまで面倒だった私鉄・地下鉄からJRへの乗り換え時もICカード1枚で行なえるようになりました。
接触型の主な採用例としては、自動車料金精算システムETCで、利用されるクレジットカード「ETCカード」、国内での本人確認用手段として利用される「住民基本台帳カード」、NTTドコモのFOMAで利用されている加入者識別カード「FOMAカード」、同じくデジタル放送での加入者識別に利用されている「B-CASカード」(
→詳細
)などが挙げられます。
このように、今後もICカードはさまざまな分野で応用が進んでいくことは間違いありません。
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