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年度末に備えろ! 電子納税で経理処理も超簡単に

すべての税金申告などをインターネットで行なえるe-Tax
 前ページの確定申告書等作成コーナーでは、書類を作成するだけで提出などの手続きは従来どおり窓口で行なう必要がありました。そこで、より高度な各種申告や納税などの手続きをインターネット上でできるよう国税庁が平成16年からスタートさせたサービスが国税電子申告・納税システム「e-Tax」です。
 e-Taxでは、所得税や法人税、消費税の申告を初め、インターネットバンキング(→詳細)と組み合わせることにより、税務署や金融機関に行かずに源泉所得税などすべての税目について電子納税を行なえます。
 また、確定申告書等作成コーナーで作成したデータを引き継いで利用したり、青色申告の申請、法定調書の提出などの各種手続きも可能です。
 e-Taxで電子申告を行なうためには、登録時に配布される専用ソフト(→詳細)や、e-Taxに対応した財務会計ソフトを利用すればOK。とくにe-Taxに対応した財務会計ソフトであれば、経理、決算処理から納税までの一連の作業をパソコン上の作業だけでできるため、会計処理の大幅な省力化につながります。
 e-Taxを利用する上で注意しておきたいのが電子証明書の発行です。電子証明書は申告データや納付情報データを送るときに一緒に添付するもので、データの改ざんやなりすましによる申告を防ぐためのセキュリティシステムです。電子証明書は申告する内容によって異なり、市役所や区役所をはじめとする各種機関(→詳細)が発行しています。ソフトウェアやICカードの形で配布されることが多いようです。
e-Taxを利用可能にするまで
開始届出書を税務署に提出する
[1] 開始届出書
e-Taxホームページの「開始届出」アイコンを押して会社情報などの登録を行なう。
電子証明書を取得する
[2] 開始届出書などの審査
開始届出から10〜25日くらいかかる
※ICカードリーダライタを用意する
[3] 電子証明書の申請
自治体や役所に相談して電子証明書の手続き方法を確認。手続きを行なう。ICカードの場合はカードリーダーの準備もしておく
利用者識別番号などが記載された通知書が届く
[4] 税務署から必要な書類等が届く
利用者識別番号(ID)、暗証番号などが記載された書類、e-Taxソフトの入ったCD-ROM等が届く
e-Taxソフトをe-Taxホームページからダウンロードする
[5] e-Taxソフトのインストール
CD-ROMもしくはe-Taxホームページからダウンロードしたソフトをパソコンにインストール
初期登録作業を行う
[6] 暗証番号や電子証明書などの登録
送付された暗証番号は仮のものなので任意の番号に変更する。さらに電子証明書などの登録を行なう
利用開始!(申告・納税・手続など)
[7] 各種処理の開始
e-Taxソフトや財務会計ソフトを使って実際の手続きを開始する
 一通り講習会を受けた川村社長と谷川さんは、インターネットバンキングで時間の制約が大幅に改善されることがよく分かりました。
 経理作業は山岸さんが行うので、e-Taxを直接谷川さんが扱うことは少ないですが、覚えておいて損はなさそうです。山岸さんが言うには、前回取り入れた財務会計ソフトはe-Taxに対応したものであるとのこと。また取引銀行のインターネットバンキングもe-Taxに対応しており、駒々商事はコストをほとんどかけずに導入できることが分かりました。
 インターネットバンキングの導入は銀行の審査等があるため、最短でも1〜2週間ほどかかるとのこと。またe-Taxは電子証明書の取得手続きをしてから利用できるまで長くて25日程度かかるそうです。
すでに2月ですが、今から手続きしてギリギリ間に合うかも?!谷川さんはガゼンやる気が出てきました!
中小企業診断士より
 会計・経理や行政手続きも、IT化とともに便利になってきました。
セキュリティや業務効率がどのくらい上がるかを考えながら、新しい仕組みの 概要を知ることから始めましょう。
四ッ柳 茂樹/有限会社OCL代表取締役社長 中小企業診断士/ITコーディネータ
中小企業に対して経営面から見たIT整備、IT専門でない企業のシステム開発に関する管理・助言などのコンサルティングを行う。幅広い知識と「難しい事をわかりやすく」をモットーとした教え方・アドバイスが好評を得ている。
起業家支援組織ドリームゲートアドバイザーとして、数多くの相談も受けている。
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>>3章 すべての税金申告などをインターネットで行なえるe-Tax