

賃貸マンション経営で、ポイントとなるのは入居率である。当たり前のことだが一戸あたりの家賃が高くても入居率が低ければ、採算性は低くなってしまう。逆に入居率が高ければ、やってみたいというオーナーが増え、建設需要も上昇するのである。弓場建設が「入居率」にこだわっている理由もここ。全国53,000戸ある「ユーミーマンション」の98%という驚異的な入居率は、同社の努力と戦略の成果なのである。
「率直にいって入居率の維持は、当社の生命線だと考えています。『低家賃宣言』を打ち出しているのも、郊外型のファミリータイプ・3階建て12戸を基本プランとしているのも、壁構造によるローコスト化を実現したのも、そのための戦略です。ユーミーマンションならではの戦略で、ローコスト化により家賃を相場より少し安くできますから入居者にも喜ばれる。オーナー様・加盟社・入居者と、関わるすべての人が幸せになることが、当社の理念なのです」(弓場昭大・専務取締役)
「ユーミーマンション」のコンセプトは、「関わる人」の厚い支持を獲得。鹿児島から始まった事業は、熊本を皮切りに各地でつぎつぎと芽吹いていった。1993年には全農選定商品の指定を受けてさらに加速、現在ではFC加盟社は45都道府県にまで広がっている。建設業という仕事柄、加盟社との緊密な連携は欠かせない。電話は、コミュニケーションを取り合うための重要なツールだった。
「本部のある鹿児島と加盟社の間では担当者同士が、1日に何回も設計部門や業務に関する長時間の打ち合わせも多く、通話料は本部・加盟社ともにかなり大きな負担となっていました。また入居者サービスの統一が図れるように、2006年には入居者のトラブルや問い合わせに24時間体制で対応するため、東京に専用のコールセンターも設けました。加盟社や入居者サポートの環境を整備しながらずっと悩みつづけてきたのが、かける側の通話料の負担をどう減らすかという問題でした」(弓場専務)
フリーダイヤルで受ければ、FC本部の負担は膨大になってしまう。かといって現状のままでは、北海道からかけるお客様と鹿児島市内からかけるお客様とでは1分当たりの通話料に大きな差が出てしまう。この不公平も是非とも、是正したい重要な課題だった。 |
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