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料理のプロのこだわりを駆使。おいしい肉がおいしい価格で届く仕組みをつくる
生産者から料理のプロへ、おいしい肉が「おいしい価格」で届く仕組みをつくろう。1988年、横山豊暢社長が、食肉卸の丹波屋を創業したのは、そんな思いからだった。横山社長自身、元・料理人。料理人ならではのこだわりと豊富な経験を駆使し、これと自信をもてる肉を安定価格で供給するルートを確立。現在では大阪を中心に約1000店の飲食店に提供し、味にうるさい浪速っ子に満足を贈っている。さらに、8年前には食肉卸業としては先駆けになるホームページを開設、直接消費者に届けるインターネット通販をスタートした。 「肉は熟成すると旨味が出るのに、色がちょっとと敬遠してしまう主婦が多いんですね。また、赤身と脂は一緒に食べた方がおいしいのに、脂を取り除いてしまう人が少なくない。それも、肉に対する正しい知識やよりおいしくする調理法が知られていないからなんです。肉屋さんが減り、プロとコミュニケーションする機会がなかなか得られない時代だからこそ、肉のことをキチンと知らせ、おいしい肉をおいしく食べてもらおうと、あえて流通破壊に踏み切りました」 通販による売上は5%程度と比率こそ少ないが、ファンは着実に増加。最近では企業からのオーダーも増えているという。ホームページでは、横山社長自身がコンテンツを執筆、プロならではのレシピや冷凍・解凍の仕方といったノウハウを惜しみなく提供している。大阪を拠点に活躍してきた横山社長が東京支店を開設したのは、2006年2月。絶対成功させてみせると、決意を秘めての進出だった。
「大阪と東京では、市場も違いますし、商習慣や流通経路も異なる。関西出身の食肉卸で3年以上つづいた会社はまだないんです。ならば、丹波屋がやってみせる(笑)。5年以内に現在の事務所からもっと大きいオフィスへ必ず引っ越すと決めています」 事務所の場所・大きさから通信設備の選定まですべてを横山社長は「移転」を前提に準備したのである。 |
番号が変わらないからビジネスに効く。得意先でも『050番号』が急増中
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事業所を移転する際、ネックとなるのは「電話番号」が変わることである。取引先や得意先に通知をする手間とコスト、ビジネスチャンスを逃しかねないリスクを考えると、電話番号の変更に伴う損失は決して小さくない。横山社長が、全国どこでも『050番号』が使用できる「OCNドットフォン オフィス」サービスを導入したのは、経営者として当然の選択だった。 「社内のITに詳しい人と専門会社のアドバイスで決めましたが、結果としてはまず満足。ADSLが光に変わってからは、通話中に切れるという不具合も解消されましたね。最近、得意先でも『050番号』を導入するところがすごく増えている。そのせいか電話をかけても『お話中』が増えているのは、ちょっと困ってます(笑)」
それも、回線が増えれば容易に解消されるはず。『050番号』の導入メリットが広く認識されてきている証しといえるだろう。むろん、通話料金が全国一律という利点も高く評価されている。 「当社は大阪とのやりとりが非常に多いので、コスト面での効果も期待できる。クィック・デリバリーを充実させるため、来年夏には24時間体制の会社にする計画ですから、電話の利便性とコストはより重要度を増しますね」 |
2007年夏には東京での新規事業もスタート予定。おいしい肉への情熱をITがサポート
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週3回ペースで東京と大阪を行き来する横山社長は、その旺盛なエネルギーと「おいしい肉」への情熱で、次々と新しい試みを実行に移している。消臭・保存効果を高める布「ストックン」を10年がかりで開発したこともその一つである。また、食肉卸からハムや角煮、ローストビーフといった料理のプロのこだわりを活かした肉加工食品製造分野にも進出済み。昨年9月には、毎週土曜日限定で小売もスタートさせた。 「小売でも宣伝は事務所前のノボリ一本です。これがチラシをまいたら、買う人が情報に頼ってしまう。宣伝をしない分、安くもできますし、お客様とコミュニケーションを通して正しい知識と理解を広めたいんです」 やりたいことをサポートするIT環境の充実も、今後の課題。大阪と東京を結ぶテレビ会議システムの導入も検討中である。 「東京にいながら肉を捌く技術を大阪の若い人に指導できますし、得意先に事業所の衛生状態を見て、納得していただくこともできます。『050番号』を外に持ち出せるサービスも利用して、機動力をさらに高めたいですね」 |
株式会社 丹波屋 |