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顧客は、長野県全域600校。少子化の波に、効率化で対抗
夏休み帳や学習ノート、漢字や計算のドリル、教科別の実力診断テストなど、日本の小中学校ではさまざまな「教材」が活用され、教育や学力の向上をサポートしている。モノクロからカラーへ、イラスト入りへと変化しても、学ぶべきことの基本は同じ。「教材」の記憶は教室で学んだ思い出とともに、誰もがもつ原風景の一つといえるかもしれない。しんきょうネットは、この学習用教材の専門商社。長野県全域の小中学校、約600校を中心に活動している。 「教材関連市場は、かなり特殊な市場なんです。出版社は全国に20社程度ですが、地域の販売店は多数あり、社員3〜4人の小規模のところも多い。当社のように50名規模で長野全県がテリトリーという企業はむしろ少ないかもしれませんね」(鈴木隆・常務取締役) 長野県の初等・中等教育に深く関わり、支えてきた歴史と実績に加え、地域に密着した教材を編集・出版してきた信濃教育会出版部の営業部門を2000年に分離。しんきょうネットは、長野県の教育者に最も親しまれ、信頼されている企業といえよう。しんきょうネットの事業の一つである「教育現場のIT化支援」も、Windows普及前からスタートしている。
「でも、顧客の絶対数が減るわけですから、少子化の影響はやはり大きい。基盤は安定していても、業務効率をあげ、競争力を高める経営努力は不可欠です。その一貫として県下の2営業所と本社のネットワークを見直そうとインターネットで調べていたとき、電話の発信/受信をインターネット経由で行う『Click to Connect』というサービスが目にとまった。これは活用できそうだぞと、問い合わせをしたんです。長野県では初のユーザーということでちょっと驚きましたが、実際に使ってみないことには効果は見えない。まずやってみようと、導入を決めました」(篠原隆之・IT事業部長) |
「公私分計」だから心理的負担はゼロ。事務も営業も、効率アップ
教育現場もIT化の時代。営業戦略をトータルに見直し、成長を図る
しんきょうネットは2004年12月に本社・営業所間にVPNを導入。受発注管理や在庫管理の一元化により、納期短縮と効率化を実現している。長野県の教育現場のIT化を伴走してきた経験とノウハウを活かし、IT事業と営業戦略の見直し・強化に取り組んでいる。 「長野県の小中学校は、パソコン教室は100%完備、校内LANの普及率も84%と全国3位です。先生方の意識も変化し、数百万単位の注文がメールでくるようになってきました。その意味では、いまがチャンス。取扱商品の拡大や先生に向けたコンテンツの配信を含めて、トータルに見直していきたいと思っています。『Click to Connect』が実現したモチベーションアップや顧客満足度向上といった効果は、もちろん持続させていく。当社にとって欠かせないツールの一つになると思います」(篠原部長) |
株式会社しんきょうネット |