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2012年1月19日公開

NTTコミュニケーションズ株式会社 代表取締役社長 有馬 彰

NTTコミュニケーションズ
2012年のクラウド戦略

NTTコミュニケーションズ株式会社
代表取締役社長
有馬 彰

グローバルな設備投資を積極的に推進

――グローバル化の推進について、現在どのような施策が進められているのでしょうか。

NTTコミュニケーションズでは、現在30の国・地域、78都市に拠点を設置しており、特にアジア地域ではネットワークやデータセンターの強化を進めています。

まずネットワークでは、日本と香港、シンガポールを結ぶ最短で低遅延のルートとなる海底ケーブル「Asia Submarine-cable Express(ASE)」を建設中で、2012年6月の運用開始を予定しています。日本とアメリカ西海岸を結ぶ大容量で遅延の少ないルート「PC-1」もNTTコミュニケーションズで保有しているため、ASEが完成すれば米国から日本を経由して香港・シンガポールを結ぶ、最速のネットワークが実現します。

データセンターでは、東京で6番目となる都内最大規模のデータセンターを建設中であり、クラウドサービスの主要基盤の1つとして2013年度第1四半期には完成予定となっています。またシンガポールに5,000m2(2011年度第4四半期完成予定)、香港でも9,000m2(2012年度第4四半期完成予定)のサーバールーム面積を持つものを建設中であり、こうした建設中のものを含めると、世界126拠点で合計15万m2を超えるデータセンターを保有しています。

セキュリティの面でも、国内ではSOC(セキュリティオペレーションセンター)、海外では子会社であるIntegralis社やSecode社と連携して、現在セキュリティのオペレーションセンターは、10か国・22オフィスで24時間365日、多言語対応でグローバルにサポートしています。また海外通信事業者との連携強化のため、2000年以降、年1回各国のパートナーキャリアを一堂に会した「Arcstar Carrier Forum」を主催しており、今年度も海外大手通信事業者21社と協議するなど、グローバルなオペレーション品質改善に努めています。

このようにNTTコミュニケーションズは、グローバルにビジネスを展開しているお客さまに対して、国内外を問わずシームレスにサービスを提供できる体制を整えています。

グローバル規模で高信頼なインフラ

グローバル規模で高信頼なインフラ

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――ラインナップの拡充によって、企業はどういったメリットを享受できるのでしょうか。

先にお話ししたとおり、現在の企業ニーズはグローバル化やコスト削減、スピード経営など多岐に渡ります。災害時における事業継続の支援も、ICTに求められていることの1つでしょう。NTTコミュニケーションズでは、通信事業者ならではのクラウドサービスにより、このようなさまざまな課題を解決するためのソリューションを幅広く提供していきたいと考えています。

クラウドサービスでは、事業やサービスをすばやく立ち上げたり、必要に応じて規模を拡大・縮小したりすることができます。ICT資産を持たずに利用できるというクラウドのメリットが活きてくるわけです。こうしたクラウドサービスをグローバルに展開することで、企業の海外進出をサポートし、新しいビジネス価値の創出を支援できるのではないかと考えています。

ただ、企業内にはさまざまなシステムがあり、またICTの事情も企業によって異なります。このため、それぞれの企業の現状に応じて、ベストなソリューションを選択して最適化しなければなりません。それを実現するために、お客さまの選択肢となるラインアップを拡充し、そのすべてをサポートしていくことが非常に重要だと考えています。

実際にNTTコミュニケーションズでは、パブリッククラウドとプライベートクラウド、さらにはオンプレミスのシステムというすべてを組み合わせてワンストップオペレーションで提供するハイブリッドクラウドサービスを提供しています。さらに、このいずれの形態のクラウドにおいても、ネットワークからデータセンター、その上で稼動するサーバー、そしてアプリケーションまで含め、ワンストップかつエンド・ツー・エンドでサポートできる点は、通信事業者であるNTTコミュニケーションズの大きな強みだと思っています。

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