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- 直木賞
- 大衆文学の新人に与えられる文学賞として1935年に制定された。正式には「直木三十五賞(なおきさんじゅうごしょう)」。文藝春秋社を起こした菊池寛(きくち
かん)が、友人だった直木三十五の業績を偲び、純文学の芥川賞とともに設けたもの。年2回発表される。受賞は選考委員の合議によって決定され、受賞作は「オール讀物」に掲載される。新人作家の登竜門として第1回受賞者川口松太郎(かわぐち
まつたろう)をはじめ、海音寺潮五郎(かいおんじ ちょうごろう)、井伏鱒二(いぶせ ますじ)、司馬遼太郎(しば りょうたろう)など錚々たる作家を数多く輩出。近年では新人だけでなく中堅作家まで受賞範囲を広げている。
- 大川わたり
- 1994年に書き上げた記念すべき長編処女作。腕の良い大工職人の銀二は、博打で多大な借金を背負う。返済相手の親分からは「借金を返すまで大川を渡らない」と約束させられる。銀二は更正のため道場で修行。大工を辞め、呉服問屋に勤めてからは、銀二のサクセス・ストーリーと推理・サスペンスが入り混じった物語となっている。
- 蒼龍(そうりゅう)
- 借金返済に苦しんでいた著者の、起死回生の作品にして、オール読物新人賞受賞作品。2002年4月刊行。オール読物新人賞受賞。画才のある深川大工職人が、新年初荷売り出しの茶碗・湯飲みの図案募集に挑戦する物語。落選してもめげずに、家族や周囲の人たちの温かい励ましに支えられ、挑戦を続けるたくましさを描いている。
- オール讀物新人賞
- 文藝春秋社が発行する小説誌「オール讀物」の公募新人賞。1952年制定。2008年の第88回を前に規定が変更され、オール讀物推理小説新人賞と一本化された。応募は無名の新人に限られる。第1回受賞者の南條範夫(なんじょう
のりお)をはじめ、寺内大吉(てらうち だいきち)、藤沢周平(ふじさわ しゅうへい)など幾多の作家を排出するなど、新人作家登竜門のひとつとされる。
- アルバトロス
- ゴルフ競技でパー(基準の打数)から数えて3打少なくそのホールを終了すること。ゴルフ競技者なら誰もが夢見る「ホールインワン」よりも難易度が高いといわれている。正式には「ダブルイーグル」。「アルバトロス」という名は、「アホウドリ」の英名で、アホウドリが翼と風を巧みに利用し長距離を飛ぶことに由来している。日本の男子ツアー競技では1986年〜2006年の間に25回達成されたのみ。ちなみにこの上には、パー5を1打で入れる「コンドル」も存在する。
- コンプライアンス(法令遵守)
- コーポレートガバナンス(企業統治)の基本原理のひとつ。企業も社会の構成員のひとりとして商法(会社法)だけでなく民法や刑法といった各種一般法、その他各種業法をすべて遵守し、従業員一同にもそれを徹底させなければならないとされている(348条3項4号、362条4項6号)。特に大会社については、コンプライアンスのための内部統制システム構築義務が課されている。
- ツチノコ
- 日本に生息すると伝承されている未確認動物(UMA)のひとつで、鎚(つち)に似た寸胴のヘビとされる。北海道と南西諸島を除く日本全国で目撃例が多数ある。「ツチノコ」はもともと京都、三重、奈良、四国の北部などで用いられていた方言で、東北地方では「バチヘビ」と呼ばれるほか、全国で約40種の呼称がある。過去には、ツチノコ探しを村起こしのイベントにした自治体もある。
- PL(製造物責任)法
- 製造物の欠陥によって生命、身体または財産に損害を被ったことを証明した場合に、製造業者等の損害賠償責任について定めた法規(平成6年法律第85号)のこと。1995年7月1日施行。製造物責任という用語に相当する英語の「
product liability」 から、一般的にPL法と呼ばれることが多い。
- 深川黄表紙掛取り帖(ふかがわきびょうしかけとりちょう)
- 2002年11月に刊行された時代小説。主人公は4人の知恵者。暑気あたりの薬「定斎」を商う定斎売りの蔵秀、長身男装の絵師・雅乃、絵草紙作家を目指す文師・辰次郎、飾り行燈師(あんどんし)・宗佑の4人が力を合わせ、江戸の厄介ごとを知恵で解決する。一見不可能なことを見事に解決する彼らの活躍が見もの。江戸時代の豪商として有名な紀伊國屋文佐衛門も登場。
- 早刷り岩次郎
- 2007年3月から連載された小説。瓦版屋の大将、釜田屋の岩次郎が、貧乏と妻の病弱という二重苦を背負いながらも、拾い子のカマタを育てていく物語。岩次郎が苦難に負けずに立ち向かう男として描かれ、感動と共感を呼ぶ。
- あかね空
- 2001年10月に刊行された時代小説で、第126回直木賞を受賞した山本一力の代表作。京から江戸に下った豆腐職人・永吉と妻おふみが、京と江戸との味覚の違いに悩みながらも、深川で豆腐屋「京や」を繁盛させようと努力する。両親の背中を見ながら育った子どもたちも、しっかりのれんを受け継いでいく。夫婦愛を中心に、生まれてきた子どもたちへの愛、成長する中での親子の心の葛藤などが情感たっぷりに描かれている。なお、2007年に映画化もされた。
- 銀しゃり
- 2007年6月に刊行された時代小説。江戸・深川の鮨職人新吉はのれん分けされた店を開店したが、ある事情から売れ行きが鈍る。真剣に仕事に取り組む新吉に、その人柄を見込んだ武家の小西秋之介が助言。次第に評判の店に変貌していく。新吉の寿司に対する執念や細やかな気配りが詳細に綴られている。わけありの子連れ女に惹かれたり、親友の妹にどぎまぎ照れてみたりと、切ない恋愛模様も絡みつつ、さわやかな人情物語になっている。
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