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- 海馬(かいば)
- 大脳皮質・側頭葉の内側にあり、側脳室下角底部に突出した大脳辺縁系の一部。左右に一対ずつ存在し、ヒトでは直径1cm、長さも3cmほどで、入力された情報の整理(取捨選択)や記憶、空間学習能力に関わる器官。虚血に対して非常に脆弱であることや、アルツハイマー病における初期の病変部位のひとつとしても知られており、比較的研究の進んだ脳部位。心理的ストレスを長期間受け続けると神経細胞が破壊され、海馬が委縮する。脳の中にあって、唯一細胞分裂を繰り返す神経細胞が集まる器官でもある。
- ニューロン(神経細胞)
- ニューロンとは神経細胞のことで、生体の細胞の中で「情報処理用」に特別な分化を遂げた細胞。本体の細胞体、入力部の樹状突起、出力部の軸索の3つの部分から成る。脳内ではこのニューロンが網の目のようにつながり、ニューロナル・ネットワーク(神経回路網)を構成している。各ニューロンは他の多数のニューロンから信号を受け取り、それを総合して次のニューロンに信号を伝えている。この伝達によって情報を処理し、また興奮や抑制を促す信号を発する。
- シナプス
- ニューロン(神経細胞)間に形成される、信号伝達などの神経活動に関わる接合部位とその構造のこと。神経細胞の軸索を伝わってきた電気信号を化学物質の信号に変えることで、次の神経細胞に情報を伝達している。電気信号が伝わってくると、シナプスにある小胞から神経伝達物質という化学物質が、神経細胞同士のわずかな隙間であるシナプス間隙に分泌される。神経伝達物質が、次の神経細胞の細胞膜にある受容体(樹状突起)に結合すると、電気信号が生じて情報が伝達される。シナプス間隙の伝達にかかる時間は、約0.1〜1.0ミリ秒(ms)といわれている。
- 神経伝達物質
- 脳内でニューロン間の信号伝達を媒体する物質で、主に、アミノ酸、エステル類、モノアミン類、ペプチド類の四種に分類できる。シナプス前細胞の細胞体で合成され、細胞輸送によって運ばれるか、細胞外から吸収され、シナプス小胞に貯蔵される。発信側の神経細胞の信号から発せられ、この物質によって次の神経細胞を刺激することで、また神経伝達物質が発せられる。この連鎖がニューロナル・ネットワーク(神経回路網)の活動の基盤となり、情報処理を可能にしている。
- ストリアツム(線条体)
- Striatum(せんじょうたい)。終脳の皮質下構造で、大脳基底核の主要な構成要素のひとつ。機能としては、運動系への関与が最もよく知られているが、意思決定や期待予測などその他の高度な認知過程にも関わると考えられている。
- 羽生 善治(はぶ よしはる)
- 1970年、埼玉県所沢市出身。二上達也九段門下。入門時からの評価に違わず、驚異的な速度で昇段を重ねる。89年、第2期竜王戦で初タイトルを獲得。眼鏡越しに相手を見やる姿は「ハブ睨み」といわれ、対戦相手を恐れさせた。93年、第34期王位戦でタイトルを奪取し、史上最年少で5冠王。96年には、第45期王将戦でタイトルを取り史上初の7冠全制覇を達成。各戦法に精通するオールラウンドプレーヤーで、柔軟な発想と絶妙な勝負手による逆転術は“羽生マジック”と称されている。
- パーキンソン病
- 1871年にイギリスの内科医ジェームズ・パーキンソンが初めて記載した疾患であることから、この名称がつけられた。多くは40歳以後、特に50〜60歳台に発症し、手足の振戦(ふるえ)、筋強剛(筋の固さ)、動作緩慢、姿勢反射障害(転びやすさ)などが主な症状。これらの症状が現れる原因の大部分は、ストリアツム(線条体)のドーパミン(神経伝達物質)の欠乏によるものと考えられている。
- θ波(シータ波)
- 主に海馬に出る記憶に関わる脳波のこと。約5回/秒の波をうつ4〜8Hzの脳波で、従来は浅い睡眠や瞑想の際に出る特殊な脳波だといわれていた。しかし近年の研究では、学習などで難解な問題を解いたりする際にも発せられ、これに応じて海馬のニューロン(神経細胞)が増えるという「記憶や学習とニューロンの関係性」が実験で確認された。θ波に関わるアセチルコリンは認知症を改善する薬の開発で重要な鍵を握っている。
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