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パート1 これからは「ICT」の"C"に注目

2004年に総務省が発表した「u-Japan政策」(※1)の中では「いつでも、どこでも、何でも、誰でも」をキーワードとして、ユビキタスネット社会を2010年までに実現することを目標としている。このキーワードを支えるのが「ICT」だ。
「IT」という言葉は知っていても、「ICT」はまだぴんとこない人もいるだろう。しかし世界的に見ると、「IT」ではなく「ICT」の方がむしろポピュラーなのだ。「IT」はご存じの通り「Information Technology」の略だが、ICTは「Information and Communication Technology」。そう、ITに「Communication」が加わったのが、ICTだ。これからの時代、“C”の意味合いに注目したい。
これまで「コミュニケーション」とは「人と人」の情報のやり取りであった。しかしながら、携帯電話端末やデジタルテレビなどに送受信というインタラクティブな機能が備わることによって「人とモノ」が繋がってきた。さらには「野菜にICタグをつけて流通過程の記録をつける」「高速道路の料金所を通過するとETCを利用して自動的に精算される」など「モノとモノ」のコミュニケーションへと広がりをみせている。
今後は人が意識していないところでもコミュニケーションが行われ、よりいっそう生活が便利になるに違いない。しかしその一方で、自分に関する情報が知らないうちに、漏洩・流布されていたりしないかなど、セキュリティ対策がますます重要な課題になるだろう。
ユビキタスネット社会では、家や会社などに固定されたパソコンを使うだけでなく、携帯電話端末やデジタルテレビなど、さまざまな端末を場所・時間・利用者に制限を設けることなく自由に使えることが前提となる。ただし、これらを現実にするにはまだまだ技術的な解決が必要だ。
例えば、インターネットに接続する機器には固有のIPアドレスが必要だ。しかしながら現在のIPアドレスのままでは数に限りがあるため、将来的に対応できなくなることが予想される。そこで新しく開発された通信の規約「IPv6」へ移行することが必要となってくる。また、通信データも今までのように文字中心から音声・画像データが増えていきデータの量も飛躍的に増加するであろうし、セキュリティも今まで以上に堅牢にしていく必要がある。さらにはコンピュータを身につけて生活する新しいスタイルも出てきた。そこで、これからの技術を理解するのに必要不可欠な5つのキーワードを解説しよう。
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