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リーダーズ・チョイス


このコーナーは、リーダー戦略考に登場いただいた方の人生に影響を与えた本や音楽、思い出の品など「こだわりの逸品」をご案内していきます。今回は、会計士の枠にとどまらない田中氏が出会った「落語」についてご紹介します。


田中靖浩氏の新たな表現フィールド
『「落語家×会計士」コラボレーションライブ』
 数年前の企業研修のとき「田中先生の話は落語みたいですね」っていわれまして「へ〜、落語ってそんなにおもしろいのか」と(笑)、それから落語を聞くようになったんです。中でもたまたま聴いた立川志の輔さんのライブには、「その後の人生が変わった」と思えるほど衝撃を受けました。たとえネタが同じでも、CDとライブとでは迫力も笑うツボも全然違う。「ただ座布団に座って話すだけでこんな張り詰めた空気を作れるなんて、いったいこの話芸は何なんだ!」とびっくり仰天したわけです。その表現する世界の豊饒さにも驚かされましたね。
 たとえば『抜け雀』という古典落語では、私がどうやってもうまく伝え切れなかった知的所有権とか、与信管理の限界といったテーマが、まさに“名人芸”のごとく表現されていた。そこで、「どうしても“落語家”と呼ばれる人と一緒に仕事がしたい」と、その欲求が抑え切れなくなりました。しかしいくら無謀な私でも、さすがに志の輔さんとの共演では敷居が高いと感じまして(笑)、おもしろい若手の落語家の方を探しまくったんです。そこで発見したのが、たまたま志の輔さんの一番弟子でもあった立川志の吉さんでした。
 それ以来、“落語家&会計士”というコラボレーションで、「貸借対照表×火焔太鼓」「ライブドア問題×千両みかん」といったテーマを語る、雑誌の連載や舞台でのイベントをやるようになったんです。「落語」とそれを演じる「落語家」の方と知り合って、私の“表現者”としての幅は格段に広がった気がしますね。この出会いには、いくら感謝しても感謝し切れません。

立川志の吉さん&講談師・神田京子さん(ともに後列)と一緒に公演した際の1枚(2007/4 紀伊國屋ホールにて)
立川志の吉さん&講談師・神田京子さん(ともに後列)と一緒に公演した際の1枚
(2007/4 紀伊國屋ホールにて)




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